徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)8月5日 月曜日 徳洲新聞 NO.1196 三面

モーニングレクチャー
抗凝固療法と不安症 院長らが知識を共有

DOACの選択法など解 説する髙橋副院 DOACの選択法など解説する髙橋副院

セミナー2日目の早朝に、病院長ら幹部が研鑽する第14回モーニングレクチャーを開催した。最初に湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の髙橋佐枝子・副院長兼循環器内科部長が「心房細動の抗凝固療法〜DOACの使い方〜」と題し講演。これまで心房細動の血栓予防ではワルファリンがメインで使われてきたが、DOAC(直接経口抗凝固薬)の登場により選択が変わった。

まずワルファリンと4種のDOACについて服用法や薬価、投与量などを比較。腎機能低下・弁置換後にDOACは禁忌で、ワルファリンが推奨されると説明。ただし、透析患者さんにはワルファリンは原則禁忌、DOACも禁忌であると注意喚起した。


「不安症は思い込みで決 め付けるのは危険」と馬場院長 「不安症は思い込みで決め付けるのは危険」と馬場院長



症例をもとにDOACの選択について解説。①脳梗塞予防が一番強いのはプラザキサ、②出血のリスクが少ないのはエリキュース、③1日1回服用で良いのはイグザレルト、リクシアナ―など、それぞれのDOACの特徴を挙げた。

日野病院(神奈川県)の馬場淳臣院長は「不安障害/不安症」がテーマ。不安とは漠然とした恐れの感情を指し、対象が明瞭な恐れの感情は恐怖という。不安は恐怖に発展することがあるとし、例として「広場恐怖」について説明した。また、不安は誰にでもあるが、量的・質的な異常があると病的不安と呼ばれ、最も多いのが「パニック障害」。

これは、繰り返す予期しないパニック発作に加え、予期不安・回避行動のうち1つまたは両者が1カ月以上続く状態をいう。

パニック発作の治療として重要なのは、身体症状の段階で終わらせること。精神療法の要点として①支持・受容・共感、②何か起こっているのか理解させる、③何が起こらないのか納得させる―など列挙。薬物療法の要点を説明したうえで、最後に「思い込みで決め付けるのは危険」とし、正しい知識の獲得、対応を心がけるよう呼びかけた

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