2018年(平成30年)3月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1125 三面
老健シルバーホームいずみ
10年ぶりバイキング食
家族参加率の目標達成
「今後は流しそうめんなども」と意欲を見せる菅生主任(右)と嶺岸副主任
介護老人保健施設シルバーホームいずみ(宮城県、68床)は入所者さん向けのイベントで約10年ぶりにバイキング食を実施した。48人の利用者さんと12組14人の家族が参加し、好評を博した。
バイキングは豊富なメニューを用意。寿司は食中毒に配慮し、玉子、蒸したエビやアナゴを提供
今回、提供したメニューは寿司、茶わん蒸し、ピラフ、唐揚げ、ポテト、白身魚のフライ、ナポリタン、フルーツ、サラダなど12品。飲み物はフリードリンク制とした。利用者さんに職員がひとりずつ付き添った。とくに寿司の人気が高く、調理師が利用者さんの目の前で寿司を握るパフォーマンスを披露する場面では、多くの利用者さんから喜びの声が上がった。
今回、夜勤など、やむを得ない理由以外の職員は全員出勤。マンパワーを確保できるめどが立ったことから開催した。
付き添いのスタッフ向けに、各利用者さんの食形態や禁忌食を記したカードを作成
企画を中心的に進めた菅生大喜・介護主任(介護福祉士)と嶺岸三奈・栄養科副主任(管理栄養士)は「今年度は利用者さん参加型のイベントを行いたいと考えていました。職員の協力に感謝しています」と口々に説明。アンケートの回答や目標の「家族参加率20%」をクリアしたことから、半年に1回くらいのペースで行う意欲を示した。
吉川洋子・総看護師長も「施設で提供している食事を、ご家族がふだん見たり食べたりする機会がないので、そういう面でも今回開催できて良かった」と満足げ。