徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2015年(平成27年)10月5日 月曜日 徳洲新聞 NO.1000 四面

ココロもカラダもいきいき
どこでもカンタン予防体操①
腰痛から身を守る

厚生労働省の「2013年国民生活基礎調査」によると、有訴者(病気やけがなどで何らかの自覚症状がある人)のうち「腰痛」は男性でトップ、女性でも2位と多くの人が悩む症状のひとつです。今回から2回にわたり、岸和田徳洲会病院(大阪府)の前宏樹リハビリテーション科室長(理学療法士)が腰痛について解説するとともに、病院の待合室などでも簡単にできる予防体操を紹介します。

前・理学療法士 前・理学療法士

腰痛は今や“国民病”ともいえるほど、多くの人が悩まされる症状に挙げられます。男女ともに増加傾向にあることや、多くの業種において見られることなどをふまえ、一昨年には厚生労働省が19年ぶりに「職場における腰痛予防対策指針」を改訂、国も改めて関心を寄せています。

一般的に腰痛は40、50歳代を過ぎた頃から見られ、高齢になるほどなりやすいと言われています。原因を特定できるのは全体の2~3割。大半は検査をしても異常がなく、原因がわからないとされていますが、痛みの多くは関節の動きが悪くなる“関節機能障害”と考えられています。

【腰に負担の大きい座り方】 浅く座り、猫背になる 浅く座り、猫背になる

【腰に負担の少ない座り方】 背もたれに付くように深く座り、背すじを伸ばす 背もたれに付くように深く座り、背すじを伸ばす

年を重ねるごとに関節の滑らかさや弾力性が失われ動きにくくなるというもので、老化現象であるため避けられません。ゆえに、腰痛を防ぐためには日々の生活スタイルがとても大切になります。

①腰に負担をかけないこと、②運動をして関節を柔らかくすること―の2点が重要です。よく腰痛予防の体操などを目にしますが、単に運動すれば良いというわけではないのです。①では、正しい姿勢を心がけるということです。ただし、どんなに正しくても同じ姿勢を続けることは負担になるので、30分~1時間ごとに姿勢を変えることが大事。その際に②を行うと良いでしょう。今回は病院の待合室などで実践できる姿勢や体操のポイントを説明します。体操は、1セット当たり5~10回を目安に繰り返し、反動を付けず自分のペースで無理なく行うことを心がけましょう。

【座ったままできる簡単体操‒1】

①片足を伸ばしたまま、反対側の足の膝を両手で抱え、胸にゆっくり近づける
②近づけた足を戻し、もう一方の足の膝を同じように胸にゆっくり近づける

【座ったままできる簡単体操‒2】

①上体をゆっくり横に回す。その際、回す側の手はいすの座面に、もう一方の手は膝に置く
②ゆっくり戻し、反対側にも同じようにゆっくり上体を回す

【座ったままできる簡単体操‒3】

①座ったままゆっくり前にかがむ
②立ち上がってゆっくり上体を反らす

※写真は岸和田病院の岡本沙織・理学療法士

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