徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2015年(平成27年)10月5日 月曜日 徳洲新聞 NO.1000 三面

鼎談 初期研修医
徳洲会の未来を描く

徳洲会グループには毎年約100人の初期研修医が入職し、将来の医療を担う医師として、ひとり立ちするための研修に勤しんでいる。今回、北海道と大阪府の2会場で、それぞれ3人の研修医に徳洲会のイメージや未来などを忌憚(きたん)なく話し合ってもらった。

より厚みのある診療体制に期待

左から、札幌徳洲会病院の徐東經(ソウトンギョン)・初期研修医(1年次)、札幌東徳洲会病院の岸上直広・初期研修医(2年次)、大隅鹿屋病院(鹿児島県)の野口慶・初期研修医(2年次) 左から、札幌徳洲会病院の徐東經(ソウトンギョン)・初期研修医(1年次)、札幌東徳洲会病院の岸上直広・初期研修医(2年次)、大隅鹿屋病院(鹿児島県)の野口慶・初期研修医(2年次)

――まず、徳洲会病院を研修先に選んだ理由は?

岸上 大学6年時に関東の徳洲会病院を見学し、研修医が積極的に救急対応している姿を目の当たりにし、自分に合うと思いました。札幌東徳洲会病院を教えてもらい、自分が北海道出身ということもあり同院に決めました。

徐 出身地の韓国で医師免許を取得後、2013年に日本の医師免許を取得し、今年から札幌徳洲会病院に勤務しています。日本の医療は優れ、徳洲会では良い研修を受けられると知人から聞き、選びました。

野口 学生時代に大隅鹿屋病院を見学した際、研修医が責任をもってさまざまなことに取り組む姿が印象的でした。カバーする医療圏が広く、救急医療にどっぷりつかりながら、幅広い症例を経験できると思い選びました。

――入職前後の徳洲会に対するイメージを教えてください。

徐 徳洲会の研修は厳しいと聞いていましたが、予想通りでした。ですが、指導していただいた先生方はいずれも教育熱心で、とても満足しています。

岸上 とても忙しいイメージがありました。確かに1年目は大変でしたが、技術・知識が身に付き、今では成長した手応えがあります。スキルの身に付く病院だと感じます。

野口 徳洲会は身体を動かすイメージでした。実際には各種学会の地方会などでの発表機会もありアカデミックな活動もできるんだなと思いました。

――徳洲会の未来に期待することは?

野口 研修を通じて人の命を預かる自覚が芽生えてきました。研修医の判断と責任のもと、多くを経験させてくれる徳洲会病院だからこそです。この文化は残してほしいですね。一方、徳洲会全体を見ると周産期系の診療科(産科、小児科)が手薄ですので、将来的にはより厚みのある診療体制を期待したいです。

岸上 “救命”に対する自覚と責任感を強く意識するようになりました。指導してくださる先生方のおかげです。未来に向けては、地域によって医療提供体制が異なるなか、徳洲会病院に求められる医療ニーズも地域ごとに異なると思いますので、全国一律ではなくニーズを見極め、限られた医療資源を有効活用する方策も大切だと感じます。

徐 医師に必要な技術や知識、心構えが身に付くグループであり続けてほしいです。

――今後の目標は?

岸上 最終目標は自分の出身地である帯広市を含む十勝医療圏の医療を担える医師になることです。

野口 将来は自分の興味・関心を見極め、専門領域に進みたいです。

徐 さまざまな診療科を回り、自分の興味や将来進む方向性を見定めていきたいと考えています。

広く豊富な経験積める仕組みを

左から、八尾徳洲会総合病院(大阪府)の原田彩奈・初期研修医、岸和田徳洲会病院(同)の福尾祐介・初期研修医、宇治徳洲会病院( 京都府) の永橋裕子・初期研修医(すべて1年次) 左から、八尾徳洲会総合病院(大阪府)の原田彩奈・初期研修医、岸和田徳洲会病院(同)の福尾祐介・初期研修医、宇治徳洲会病院( 京都府) の永橋裕子・初期研修医(すべて1年次)

――入職から半年が経過した今の心境は?

福尾 仕事を覚えるのに苦労しました。一社会人としての厳しさも実感しました。

原田 確かに。治療に必要な物品ひとつとっても名前がわからず、「看護師さーん」と、いちいち確認したりしていました。

永橋 最近はようやく慣れてきたこともあり、忙しくも楽しく充実した日々を送っていると感じられるようになりました。

――研修で感じていることは?

原田 徳洲会というとハードワークのイメージが強かったのですが、一つひとつを丁寧に教えていただいています。恵まれた環境と思っています。

福尾 僕の場合、入職してもとても忙しいというイメージは変わりませんでした(笑)。ただ、プライベートを削っている感覚はなく、いろいろな経験を積ませてもらっていると感謝しています。

永橋 徳洲会の臨床研修はローテーションがきっちり決まっていて、いろいろな症例を経験できるのが強みですね。

――意見はありますか?

福尾 理想を言えば、自院にない診療科の研修をより広く補えることができればいいと思います。当院に八尾徳洲会総合病院(大阪府)の研修医が小児科研修に来ているのを見て、とても良いと感じました。選択肢を広げる意味でも研修期間にいろいろな選択科目を選べるといいなと思います。

原田 確かにグループ外の病院で研修を受けている大学の同期から、「今、この科を回っている」と聞き、その診療科が自院にないとうらやましいと思うことはあります。

福尾 救急や総合内科の外来を行うにしても、いろいろな疾患の患者さんが来院するので、知識・技術があるほうがより良い対応ができます。

永橋 当院は深夜帯の耳鼻科と眼科のみがないため、私自身、あまりそう感じたことはありません。ただ、ER(救急外来)のサポートなど、限られたマンパワーのなかで課題はあります。

原田 どの施設も課題を抱えながらも、一生懸命育てようとしてくださる指導医の先生は多いですし、豊富な経験ができている。徳洲会を選んで良かったと思っています。

福尾、永橋 同感です。

――目指す医師像は?

福尾 いろいろな経験を積み、幅広く対応できる医師を目指しています。「専門以外の疾患は診られません」と言いたくありません。

永橋 どんな疾患でも診られる医師になりたい。もっと貪欲な姿勢で仕事にまい進していきたいと思います。

原田 将来は高齢者への対応を考えているので、地道に努力を重ね、幅広く診療できる能力を身に付けたいと思っています。

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