徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

病気の治療

medical treatment

放射線治療科の病気:汎用装置やトモセラピーの適応疾患

脳の転移

5個以内の少数転移に対しては、ピンポイント放射線治療(定位照射)を実施することが一般的です。 転移の数が多い場合は、その後再発してしまう可能性が高いため、脳全体へ放射線をあてる全脳照射も、メリットに応じて検討します。頭部固定用のお面(シェル)を装着した状態で、台の上に寝ているだけで治療は終わります。

骨転移など「痛み」の緩和治療

「痛み」は、がんの症状のなかでも最もつらいもののひとつです。放射線には、がんによる痛みを和らげる効果があります。痛み止めが不要になったり、減量やより弱い薬に変更したりすることも可能です。
患者様の状況に応じて当日日帰りの1回から、1週間で5回、場合によっては10~20回程度で治療することもあります。外来通院でも、入院での放射線治療も可能です。

前立腺がん

前立腺がんへの放射線治療は手術に匹敵する効果があることがわかっています。しかも、治療期間中は仕事を続けたりゴルフラウンドしたりできるほど、日常生活を保ちながら治療ができます。
施設によっては事前準備として、有害事象を減らす目的で前立腺と直腸の間に吸収性ゲルを注射する処置を1泊入院で行います。このゲルの留置により後々の有害事象である血便がおきるリスクを大幅に減らせます。
実際の治療は1日1回で15分程度、週に平日のみで5回、総回数28~39回で約1カ月半から2カ月の治療期間を基本としていますが、がんの広がりの程度など個々の状況に応じて治療回数は変わります。病気の状態により、男性ホルモンを抑える治療を併用します。

乳がんの術後

以前は早期の乳がんの場合でも、乳房をすべて摘出する手術をしていた時代もありました。現在は腫瘍部分のみ切除し、できるだけ乳房を温存する手術が主流となっています。しかし、乳房が残っているからこそ、微小ながん細胞の取り残しによる再発の心配があります。
そこで、手術した側の残った乳房全体へ放射線をあてることで、乳房をすべて摘出した場合と同じくらい再発せず、生存率にも貢献することが世界中のデータからわかりました。今は部分的に切除した後は、再発を予防する目的で放射線治療をすることが標準治療となっています(乳房温存療法)。 一般的に1日1回で総回数16~25回(場合により30回)の照射を行います。 主な副作用は治療部位の皮膚炎(日焼けのように赤くなり、かゆくなる)ですが、治療終了後から徐々に良くなります。仕事を続けながらでも可能な治療です。

肺がん、頭頚部がん、食道がん、膵がん

早期~ある程度まで進行した状態でも対応が可能です。患者様の状況に応じて6~30回程度の治療回数となります。放射線治療の効果を高めるために、抗がん剤治療を併用する場合があります(化学放射線療法)。

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