徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

病気の治療

medical treatment

放射線治療科の病気:サイバーナイフの適応となる疾患

前立腺がん

前立腺がんに対する放射線治療の効果は、医学と装置の進歩のおかげで、今や手術を受けるのと同じです。しかも、治療期間中にほとんど体調が変わらないため、仕事を続けながら治療を受け、例えばゴルフラウンドすることも可能です。
これまで汎用装置で1カ月半かかっていた治療が、サイバーナイフではピンポイント性能の恩恵から、わずか1週間半で完結できます (ただし治療開始前に準備として1泊のみ入院していただき、前立腺内へ位置の目印となる金マーカー挿入と、副作用を減らすため前立腺と直腸の間に吸収性ゲルを注射する処置を行います)。

脳の腫瘍、がんの脳への転移

脳への転移は頭痛や嘔気、麻痺、けいれんなどつらい症状の原因となります。サイバーナイフであれば、頭部固定用のメッシュ状のお面(シェル)を付け、台の上に寝ていれば治療は終了です。 これまで装置の種類によっては、固定のため頭蓋骨に直接ネジ締めをする固定が必要となり、痛みを伴うものでした。サイバーナイフは当然このようなネジ留めは不要です。
治療回数は腫瘍の大きさにより異なります。1cm程度の小さなものは1回で完結できます。一方、腫瘍がある程度の大きさの場合は、副作用を抑えてかつ十分な量のビームをあてるために3~5回程度に分けて治療を行います。 ネジ留めが不要なサイバーナイフであれば、固定に痛みがないため、複数回の治療も受けやすいというメリットがあります。

肺がん

早期の小さな肺がんへのピンポイント治療も手術に匹敵する効果があります。肺は呼吸により常に大きさが変わるため、腫瘍そのものも動いていることは想像できると思います。
実際に動く標的に対してピンポイントに撃つのは非常に難しい技術なのですが、サイバーナイフは患者様本人の呼吸や腫瘍の微妙な動きを感知して、常にビームをあてる位置がずれないように装置が動き、腫瘍を狙い撃ちし続けます。

肝がん

手術、ラジオ波、カテーテル治療がこれまでの主な柱でしたが、最近ではピンポイント放射線治療の有効性が示されています。 肝臓は肺のすぐ下にありますので、腫瘍そのものが呼吸で動きます。肺がんと同様に、サイバーナイフでは実際の呼吸・腫瘍の微妙な動きに合わせて装置が微妙に動き、腫瘍を狙い撃ちし続けます。

オリゴ転移

がんの術後などに再発した場合であっても、少数の病変(全身で5個以内)であれば、サイバーナイフなどによるピンポイント治療が、2020年から保険適用となりました。病変の部位や大きさなど、実際の治療適否は専門的な判断が必要となります。

脊椎転移

どんながん種であっても、悪性腫瘍は脊椎の骨転移を生じる場合があります。これまでは病変が大きくなって痛みが出ると、放射線治療が実施されてきました。 しかし2020年から、脊椎転移は痛みがなくともサイバーナイフなどによるピンポイント治療が保険適用となりました。 これは脊椎転移が進行すると脊髄神経を圧迫し、対麻痺(両方の足が動かなくなること)という重篤な症状を引き起こすことが認知されてきたためです。 定位照射は高い確率で疼痛のない脊椎転移の進行を抑えることが可能です。脊髄圧迫症では術後に定位照射を行うこともあります。

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