徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)02月23日 月曜日 徳洲新聞 NO.1531 4面

おくすりレクチャー
院内処方と院外処方
二人三脚で支える医療

水谷 雅子 日高徳洲会病院(北海道) 薬局長

病院で薬が出た時の受け取り方には病院のなかでもらう「院内処方」と、近くの薬局でもらう「院外処方」があります。院内処方は、その病院で出された薬だけを扱う決まりになっています。一方、院外処方では他の医療機関でもらった薬も、同じ薬局でまとめて受け取ることができます。

そのため、いくつかの医療機関で出された薬を一緒に一包化してもらえたり、飲み残した薬の整理を手伝ってもらえたりと、薬の管理が難しい方にとって、とても助かる仕組みです。また、病院とは別の薬剤師が処方内容を確認することで、より安全に薬を使っていただけます。

院外処方は、病院で働く薬剤師にとっても大切な仕組みです。院外処方箋は医師が処方し、薬剤師が内容を確認したうえで発行されます。薬の量が検査値に合っているか、カルテの内容と食い違いがないかなどを確かめ、必要があれば医師と相談して調整します。このように確認を行ってから、患者さんのもとへ処方箋が渡されます。

病院薬剤師はこの他にも入院中の薬の管理、注射薬の準備や保管、持参薬の確認、腎臓の働きに合わせた薬の量の調整、日・祝日の入院対応など、さまざまな仕事をしています。とくに薬剤師が少ない地域の病院では、医薬分業の仕組みがあることで仕事が円滑に進み、病院と地域の薬剤師が力を合わせて医療を支えています。

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