徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)02月23日 月曜日 徳洲新聞 NO.1531 3面

徳之島&与論病院
国民保護共同訓練に参加
武力攻撃事態などへ備える

実際に自衛隊ヘリを使用し訓練最後の講評に出席する田代副院長(手前左)と浅野看護師(その右)

徳之島徳洲会病院(鹿児島県)と与論徳洲会病院(同)は2月3日、令和7年度鹿児島県国民保護共同実働・図上訓練に参加した。国民保護法に基づき、武力攻撃事態などでの国民保護を想定した訓練。県主催の下、当日は徳之島と与論島それぞれで「武力攻撃予測事態」の認定を想定し、島民の方々を島外へ避難させる訓練を行った。

このうち、徳之島病院は田代篤史・副院長兼循環器内科部長と浅野京香看護師が参加。院内の模擬重症患者さんをER(救急外来)から徳之島地区消防組合の救急車に乗せ、ふたりも同乗、島内の多目的広場に着陸した自衛隊ヘリに模擬患者さんを乗せるところまで行った。

他の場所での訓練も含め、最後に役場で関係者が集まって振り返りを行い、田代副院長と浅野看護師も出席した。

終了後、田代副院長は「こんなに大規模な訓練は初めて」と驚きを隠さず、「自衛隊機を目の当たりにし、そのリアルさから怖さを覚えました。こういう事態が起こらないに越したことはありません」。

浅野看護師も「NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)隊員としての経験をふまえ、看護部代表として参加しました。災害の訓練と大きな違いは感じませんでしたが、独特の緊張感がありました」と吐露。「模擬患者さんから、ヘリコプターの音が大きくて怖かったと聞きました。非常時でも安心につながる声かけや丁寧な説明を心がけていきたいと思います」と振り返った。

与論病院は牧均・総務課職員が与論町役場での図上訓練に参加。島民の避難計画などを確認した。与論島でも最後に講評が行われ、牧職員が出席。「有事の際には入院中の患者さんやご家族に対して、避難を理解していただくまで懇切丁寧に説明する責務があると感じています。今回の訓練からの学びを、院内での訓練に生かしていきたいと思います」と話し、最後に「やはり、こうした事態にならないことを願います」。

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