
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)10月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1361 4面
松村祐志 千葉徳洲会病院消化器内科部長、日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会指導医・専門医、日本消化器内視鏡学会指導医・専門医、医学博士
A. お答えします。
下部内視鏡検査を怖いと感じる方は多くおられますが、カメラで直接大腸の中を確認できるため、ポリープや大腸がんなどの発見に大きく役立つ検査であり、必要があれば受けていただくことをおすすめします。多くの徳洲会病院をはじめ、麻酔を用いてなるべく苦痛の少ない検査を実施している病医院がありますので、探してみてください。ただ、高齢者の場合は、麻酔薬を用いると呼吸停止の恐れがあるため用いないか、用いても少量のところが多いようです。
大腸がんは男女ともに罹患率第2位のがんである一方、早期発見すれば予後良好なことが多く、どれだけ早く発見できるかが鍵になります。たとえば、おなかの調子が長期間悪い時などは便潜血検査をまず実施し、そこで医師の判断があれば下部内視鏡検査を実施するという方法もありますが、初期には出血をともなわない大腸がんもあります。下部内視鏡検査は出血をともなわない異変を見つけるのにも有効です。大腸がんのなかには遺伝性のものもありますから、とくに近しい血縁者に大腸がんの罹患歴がある場合は、無症状でも1回、検査してみてください。