
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)10月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1361 2面
「ひとりでも多くの患者さんを救いたい」と川尻部長
松原徳洲会病院(大阪府)の川尻健司・副院長兼循環器内科部長は、第30回日本心血管インターベンション治療学会学術集会で、急性心筋梗塞に対する治療件数が全国上位だったことを評価され、表彰を受けた。具体的には、2020年に実施したST上昇型急性心筋梗塞に対する緊急Primary PCI(経皮的冠動脈形成術)の術者件数(ひとりの医師が実施した件数)
が全国6位以内に入り、同学会は「COVID19のため、日本の診療体制が未曾有の危機のなか、Primary PCIで多数の命を救った実績と、医療者としての崇高な精神と果敢な態度」とたたえた。
川尻副院長によると20年は70件ほどの急性心筋梗塞に対する緊急Primary PCIを施行。04年に同院に入職し、多い時には年間500件超のPCIを実施、緊急PCIも年間100件以上行ってきた。その後、近隣にカテーテル施設が増えたことで総件数は減少したものの、依然高い水準を維持し表彰につながった。
「急性心筋梗塞をはじめACS(急性冠症候群)は生命にかかわる疾患です。ひとりでも多くの患者さんを救いたい、とにかくカテがうまくなりたいという思いで、これまで走り続けてきました。ACS治療は患者さんの救命につながる治療で、医師としてやりがいを感じています。緊急PCIは365日24時間体制で、カテーテル室の看護師や診療放射線技師、臨床工学技士が緊急対応してくれることにより診療ができます。スタッフに感謝しています」(川尻副院長)
川尻副院長自身、長年にわたり24時間365日オンコール体制で緊急手術に備える生活を送ってきた。そのために病院から徒歩1分のところに自宅を構える。
同学術集会ではシンポジウムに演者として招聘され、講演を行った。足跡を振り返り、実績や印象に残っている症例などを紹介。難易度の高いCTO(慢性完全閉塞)症例にも積極的に取り組んでおり、海外数カ国で技術指導に取り組むなど多彩な活動にも言及した。