看護部理念
- グループの理念・方針をもと人間尊重の精神を基盤にする。
- 人間を全体的・総合的に捉え倫理観をもって全人的看護を実践する。
- 専門職として常に知識技術の向上を目指す。
- 対象が何を求めているか感じ取りその人らしく生きていけるように支援するために
自己教育力を高める。
要約
心に届く看護とは、人間関係を基盤にしながら専門知識と技術を持って、対象に関心を寄せ、気遣いをもってかかわること。(人の苦しみを分かち合える温かい心)
看護部方針
- 患者と職員のQOLを高める
- 臨床看護の質を高める
- 経営意識を持つ
- 社会に貢献する(地域医療+国際文化交流)
私たちが求めるナース像とは
心に届く看護をしよう
「生命だけは平等だ」という理念のもと、年中無休24 時間オープンで救命救急医療にとりくむ徳洲会グループ。全国65ヵ所の病院には、その思いに賛同する医療スタッフが集い、理念実行のために日夜努力しています。その中で、看護部として大切にしたいのは、「心にとどく看護」ということです。
では、心にとどくとは、どういうことでしょうか? 答えはたったひとつ。「患者さまのために何ができるかを、いつも考える」ことだと思うのです。そんなこと、あたりまえ、と思いましたか? でも、このあたりまえは、日々の仕事に追われる中、案外、忘れられてしまいがちです。
仕事を続けていると、人間関係に行き詰まることも、看護の方法に悩むことも、きっとあるでしょう。そんなとき、気づいてほしいのは、その「迷い」は、患者さまのための迷いではなく、あなた自身の迷いだということです。まず、原点に帰りましょう。目の前の患者さまに、何が必要なのか、何ができるのかだけを考えれば、その迷いは消えるはずです。そんな、ピュアで基本的な看護の心を私たちは大事にしたいと思うのです。
心に栄養をあげよう
さて、すくすくとした「看護の心」を育てるためには、柔らかな心と豊かな栄養が必要です。そのため、看護部ではさまざまな研修を用意しています。
たとえば、グループの全国スケールを活かした地域研修。それも、ただの研修ではありません。北国や南の島に一定期間滞在し、地域医療に取り組みながら、地域の文化や食も含め、まるごと楽しんでしまおうという企画で、体験者からは、「リフレッシュし、ますます意欲がわいてきた」「目指すものが明確になった」などの感想が寄せられています。
徳洲会グループでは、そのほか、地域ごとや病院単位での研修や勉強会が数多く開かれ、学びたいという思いに応えます。
地球規模のナースになろう
徳洲会グループは、ブルガリアやタイ、ブラジルなど海外にも病院を展開しています。また、災害があれば、国内外の被災地へ医療チームを派遣しています。私たちの理念の、「生命だけは平等だ」には国境がありません。
もしも、あなたが、看護の心を世界へ届けたいと願うなら、私たちには、できる限りの支援し、背中を押してあげる用意があります。多くの医療スタッフが、災害医療研修を受け、徳洲会の災害医療活動「TMAT」に参加し、日本や世界の被災地で活躍しています。
また、海外の関連施設での研修も頻繁に行われていますし、海外で看護の専門教育を受けたいという希望にも、応えることができます。実際に、徳洲会から学費援助を受け、海外留学を果たす先輩たちは少なくありません。そして帰国後は、その知識と経験を活かせる場所も、徳洲会グループには充分に用意してあるのです。