徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)09月23日 月曜日 徳洲新聞 NO.1459 4面

教えてドクター
「天然=害がない」というのは誤り

Q. 「漢方薬に副作用はありますか?」(34歳・女性)

糸山貴浩 鹿児島徳洲会病院漢方内科部長、漢方専門医、総合内科専門医、日本プライマリ・ケア連合学会認定医、血液専門医・指導医

A. お答えします。

漢方薬にも副作用はあります。漢方薬は自然由来の天然物なので副作用がないと思う方もいますが、天然=害がないということではありません。生薬である漢方薬はひとつの処方に多くの成分が含まれ、西洋薬と同様に副作用が出る場合があります。

また、漢方薬は長く飲まなければ効果がないと思われがちですが、昔は感染症、外傷も漢方薬で立ち向かっており、急性症状に対する効果は迅速。たとえば、こむら返りによく使われる芍薬甘草湯は飲んで数分後には効果を発揮します。西洋薬と漢方薬は得意分野が異なり、どちらがより優れているということはなく、それぞれの良いところをうまく活用しましょう。

漢方薬は、その人の体質、体調、年齢、性別などによって同じ症状に対し同じ薬を処方しても、効果や副作用の現れ方が異なります。薬局で処方箋なしに手軽に買えますが、医療機関で処方されるもの以外は、漢方薬に詳しい薬剤師のいるところで購入してください。万が一、副作用かなと思われる症状が出たら、すぐ服用中止し、処方された医療機関もしくは購入した薬局に相談してください。

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