徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)08月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1453 4面

福岡病院
マーケティング強化中
各診療科の強みを発信

新たな試みの市民公開講座で挨拶する乘富院長医療機関に対象を絞りデザインも工夫した『TEAM』

医師の協力を得てマーケティング活動の強化を図っているのが福岡徳洲会病院。乘富智明院長の「各診療科の強みを地域に発信」という方針に基づき、2021年から診療所医師、住民の方々、職員に対して、それぞれ広報活動を強化している。

このうち、診療所医師には22年に地域連携支援センター長に栁澤純・副院長兼呼吸器外科部長が着任。事務職員だけでなく、医師とのペアで診療所を訪れる活動を推進した。医療連携室の鳥飼茂・事務長補佐は「地域の疾病構造に応じて、主に外科、循環器内科、形成外科の医師が同行しています。昨年度は58施設を訪れました」と説明する。

同時に、医療機関向けの機関誌『TEAM』を創刊。診療面での最新トピックスや実績、着任した医師の紹介などを掲載し、訴求力の向上に努めている。誌面のデザインにもこだわり、昨年には 医療・介護業界の専門メディアが主催する第1回病院広報アワードでデザイン賞を受賞した。もちろん、従前からセミナー形式でのアピールも実践している。

地域の方に向けた取り組みでは、従来の医療講演とは別に「市民公開講座」を今年6月に初めて開催。医療講演が平日に公民館などで行い高齢者をメインターゲットとしているのに対し、市民公開講座は土曜日または日曜日に院内の講堂や自治体運営の大規模会場で行い、より幅広い層の参加を構想している。内容も、より医学的な解説や予防などが中心だ。第1回では「がん治療」をテーマに、すべて医師が講師を務めた。総務課の西平健太課長は「市民公開講座は年2回程度の開催を考えています。医療講演も並行して行っていきます」と強調。続けて「コロナ禍のため医療講演はオンライン形式で行っていましたが、アンケート調査で対面形式を望む方が圧倒的に多かったことから、以前のように対面での開催に力を入れていきます」。

職員向けには専用の冊子『ひろば』などで医局をはじめ、各部署の取り組みや病院の最新トピックスを共有。最近は徳洲会独自のコミュニケーションツールも活用している。「職員一人ひとりが自院の強みを理解し、家族や知人にポジティブに話してくれる“営業マン”になってもらうことが大切だと考えています」(西平課長)。

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