徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)08月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1453 4面

岸和田病院
地域の”要“を押さえマーケ活動
「事業推進室」新設し地元メディア活用も

岸和田徳洲会病院(大阪府)は商工会議所など地域の“要”とも言える機関や人との関係構築に注力しながらマーケティング活動を展開している。地域の方に一層病院を身近に感じてもらおうと、昨年には関連する院内の組織体制を整備。より効率的かつ効果的な活動を狙う。

マーケティング 総力特集

畔栁智司院長(左)自らコミュニティ放送の番組に出演し自院をアピールコミュニティチャンネルの番組(岸和田市医師会提供)出演も。写真は鍜冶有登・救命救急センター長(右)

岸和田病院は、以前から『徳洲新聞』を携え地元の行政やロータリークラブなどを定期的に訪問。医療・介護をはじめ多様な情報交換などを通じて、地域のキーマンとも言える機関・人と良好な関係の構築に注力してきた。2019年には、当時の浦山聡・事務部長(現・松原徳洲会病院参与)が岸和田市の市民委員を務めていたことがきっかけとなり、岸和田商工会議所副会頭に就任。現在も岸和田病院と同商工会議所との関係は継続しており、企業健診の相談、行政などさまざまな機関の協力を得たイベント開催などに結び付いている。

さらに同院は、より一層、地域の方に病院を身近に感じてもらうため昨年、組織体制を一部変更。金澤秀人・事務部長の発案で新たに事業推進室を設置し、マーケティング活動に関する業務を見直した。

事業推進室は、文字どおり院内のさまざまなデータを把握・分析し、事業を推進する部門。業務のひとつに訪問活動があり、山本浩嗣係長が行っている。山本係長は「今までは各部署・部門が個別に訪問活動を行っていました。しかし、ばらつきが見られたり、院内の業務に追われて思うように訪問活動ができなかったりしたことがあったため、一貫して行うことになりました」と説明。

広報ツールなどを携帯し、事業推進室で立案した計画に基づいて訪問活動を展開している。訪問する職員の集約化を図ることで、訪問先との“なじみの関係”も強化しやすい。「時には“アポなし”で訪問することもありますが、意外と手応えを感じます」(山本係長)。

また、各部署の広報ツールの管理、SNSなどを通じて、わかりやすく正確な医療・病院情報の発信にも努めている。

また、地元のメディアも活用。昨秋から週1回、コミュニティ放送の番組に職員が出演し、番組パーソナリティーと対談する。病気や医療に関する内容はもちろん、医師の人柄など気軽に耳を傾けられる内容が好評だ。山本係長は「岸和田市には地元が好きな方、地元意識が強い方が多く、結構、聴いていただいています」と強調する。

こうした活動を行いながら、同院は今後、商店街とのコラボレーションを構想。昨年、商工会議所のネットワークなどを通じて岸和田駅前通商店街振興組合と関係を築いたことから、フリーマーケットなど商店街が開くイベントの際に、ブースを出展し、健康相談の実施などを考えている。山本係長は「コロナの状況を見ながら、対面でのイベントを行っていきたいと思っています」と意気軒高だ。

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