徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)05月08日 月曜日 徳洲新聞 NO.1388 4面

おくすりレクチャー
調剤ミス防止
バーコードで薬を照合

畑田崇 名瀬徳洲会病院(鹿児島県) 薬剤部薬局長

調剤ミスによる誤った薬の服用は、健康被害につながる可能性があるため決してあってはならないことです。しかし、膨大な種類の薬と、類似した名称やパッケージなどの薬もあるなか、ヒューマンエラーをゼロにするのは難しいのが実情です。当院でも間違えた薬を患者さんにお渡ししてしまったことがあり、再発予防に取り組みましたが、なかなかゼロにはできませんでした。

専用の装置で薬のバーコードを読み取る

そこで有用なのがバーコードを活用した調剤ミス防止システムです。これは、調剤した薬が処方された薬と合致しているかどうかを照合するシステムです。バーコードを専用の装置で読み取ることで、間違った薬だった場合、知らせてくれます。当院も昨年11月に導入し調剤ミスを大幅に低減できました。

もちろん、これでミスを完全に防げるわけではありません。病院全体に医療安全文化を根付かせることが大切です。そのためにも患者さんと医療従事者が一緒になって安全で納得のいく医療をつくり上げていければと考えています。私たちもできるだけ、わかりやすい説明を心がけていますので、ぜひ一緒に文書や薬をご確認ください。薬局窓口でも入院中でもわからないことや不安なことがあれば遠慮なく、私たちに声をかけてください。患者さんのひと言が、より適切な医療をつくり上げていけると考えています。よろしくお願いします。

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