
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)02月13日 月曜日 徳洲新聞 NO.1376 4面
定期巡回・随時対応型訪問介護看護は2012年度介護報酬改定で創設された介護保険サービスのひとつで、介護が必要となった高齢者の方々が、可能な限り住み慣れた自宅で生活し続けることを支える仕組みです。日中・夜間をとおして1日のうちに短時間かつ複数回の訪問を行い、身体介護サービスや生活支援サービスに加え、訪問看護も行うというサービスです。定期巡回・随時対応型訪問介護看護宇治徳洲会(京都府)の池島尊喜所長(介護福祉士)が解説します。
池島尊喜所長 定期巡回・随時対応型訪問介護看護宇治徳洲会
利用者さんが安心して在宅生活を続けるため、利用者さん・ご家族からの相談・連絡を24時間365日いつでも受け付け、必要に応じて随時、訪問介護あるいは訪問看護を実施するのが特徴です。同サービスを利用できるのは要介護1~5の方で、地域密着型サービスであることから、訪問エリアは当該事業所が立地する市町村内に限られます。
訪問を受けてホッとした表情を浮かべる利用者さん
従来の訪問介護は30分~1時間程度、利用者さん宅に滞在して各種サービスを行う前提で制度がつくられていました。一度訪問すると、2時間空けなければ次の訪問ができない“2時間ルール”という縛りもあります。
とくに独居の要介護高齢者の方々など、1日のうちに短時間でも複数回の訪問を行うほうがニーズに応えられる場合があります。そのような場合に利用していただくのが、定期巡回・随時対応型訪問介護看護(定期巡回・随時訪問サービス)です。
同サービスでは利用者さんの生活サイクルに合わせて、安否確認や排泄介助、清拭、体位交換、配膳下膳、服薬介助、食事の用意や洗濯、買い物、水分補給などのため、あらかじめ訪問時間を決めておき、5~30分未満の訪問を複数回にわたり行います。同時に、これも利用者さんの状態によりますが、週に1回程度、訪問看護を行います。
1日のうちに5回定期訪問している利用者さんのケースでは、パーキンソン病のお薬を服用しており、飲み忘れのないように5回の服薬のタイミングに合わせて訪問しています。訪問時には服薬介助や清拭、更衣、排泄介助など身体介護を行っています。そのほか週に1回、訪問看護にも入っています。
当事業所では利用者さんの自宅に、押せばすぐに当事業所のオペレーターに電話がつながる緊急用のボタンを設置しています。利用者さんがご自宅で転倒したり急に排泄介助が必要になったりした時には緊急コールがあり、随時対応しています。
なお同サービスと、通常の訪問介護や訪問看護、夜間対応型訪問介護の併用はできません。ご興味のある方は担当のケアマネジャーに相談し、必要な介護・看護の内容や時間、回数を考慮し、費用のシミュレーションを行うなどし、ご検討ください。