徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2022年(令和4年)10月31日 月曜日 徳洲新聞 NO.1362 4面

「患者さん・職員を守る!」
訓練や研修で暴力対応強化
各地の徳洲会病院が警察と連携

「院長に会わせろ!」と迫真の演技で職員に迫る模擬不審者(福岡病院) 模擬犯人を複数の職員が協力して取り押さえる(札幌病院) さすまたの使い方を実践的な訓練で学ぶ(千葉西病院)

最近、医療機関で刃物による刺傷など深刻な暴力事件が全国で散見されたことをふまえ、徳洲会グループの各病院でも対策強化を図っている。福岡徳洲会病院は地元の春日警察署と合同で「不審者対応訓練」を実施。受付で刃物と液体の入ったポリタンクを持った不審者が大声で暴れ出し、警察官が駆け付け取り押さえる想定の下、職員は緊急コールや110番通報、患者さんの避難誘導、さすまたの使用方法などをトレーニングした。

救急外来の診察室でも訓練を行い、春日警察署員が対応時のポイントをアドバイスした。訓練は7月6日に実施。栗栖雅幸事務長は「6月に福岡市内の病院で医師が刃物で刺された事件を受け、急遽、実施することになりました。患者さんと職員を守れるように、今後も実施していきたいです」と気を引き締めていた。

札幌徳洲会病院は7月19日から2日間、院内で暴力対応研修会を開催。近隣の警察署に依頼し、実演を交えながら、さすまたの効果的な使用方法などを学んだ。医療安全管理室の竹島奈津子副室長は「治療に対する患者さんの協力が得られず、職員が暴言・暴力を受ける場面が見受けられます。緊急コールの設定、警察署への応援要請の周知徹底など、今までも対策を講じてきましたが、患者さんと職員の安全を、さらに確保したいと企画しました」と説明。

千葉西総合病院は9月16日、警察と合同で大型医療施設での無差別殺傷事件を想定した現場対応訓練を行った。当日は同じ千葉県内の千葉徳洲会病院、鎌ケ谷総合病院、四街道徳洲会病院も加わり、約70人の職員が参加。地元の松戸東警察署だけでなく、千葉県警察本部の協力も仰ぎ、さすまたの使い方などを実践形式で学んだ。

同院の中村宣七郎・危機管理担当顧問は「以前から開催を考えていましたが、コロナ禍で延期になっていました。ようやく実現できて良かったです」と笑顔。

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