徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)03月20日 月曜日 徳洲新聞 NO.1381 3面

徳洲会薬剤部会褥瘡・
NST研究会年次集会
全国規模に拡大し初開催

徳洲会薬剤部会は2月18日、2022年度褥瘡・NST研究会年次集会を開催した。従来は褥瘡研究会を関西ブロックで開催していたが、昨年6月に組織体制の見直しを行い、グループ全体の薬剤師のスキルアップや連携強化を目的として、新たにNST(栄養サポートチーム)を対象に加え褥瘡・NST研究会を立ち上げた。今回はその第1回目の年次集会だ。生駒市立病院(奈良県)を会場にオンラインとのハイブリッド開催で行い、参加した84人が研鑽を積んだ。

生駒病院の会場とオンラインのハイブリッド開催で計84人参加

褥瘡ケアやNST活動はともに多職種によるチーム医療だ。そのなかでも、より効果的で安全な医薬品の使用などに寄与する薬剤師はチームに欠かせない存在。前半は褥瘡の部、後半にNSTの部を実施。それぞれ「基礎的勉強会」として基本的な知識を習得・確認するための講義を行ったうえで、院内活動など事例を発表。最後にシンポジウムというプログラムを組んだ。

褥瘡の部では、まず外用剤の基本を講義。次に、ドレッシング材(傷を覆う医療材料)や褥瘡を評価するツールであるDESIGN-Rについてレクチャーした。この後、館山病院(千葉県)、大和徳洲会病院(神奈川県)、帯広徳洲会病院(北海道)が各施設の褥瘡対応を発表。シンポジウムは「この創部に最適な治療方法は?」をテーマに、黒色期褥瘡やポケットのある褥瘡の治療などについて、症例に則しながら対応方法の共有を図った。

NSTの部では、経腸栄養剤や慢性腎臓病に対する静脈栄養をテーマに基礎的勉強会を行ったうえで、中部徳洲会病院(沖縄県)、古河総合病院(茨城県)が院内のNST活動を発表。続いて、岸和田徳洲会病院(大阪府)が日本臨床栄養代謝学会で発表した脂肪乳剤に関する演題を紹介、千葉徳洲会病院からはも日本医療薬学会で発表した中心静脈栄養(TPN)チェックシートについて発表があった。

シンポジウムでは「NSTにかかわる、こんなことで悩んでいませんか?」をテーマに生駒病院、仙台徳洲会病院、八尾徳洲会総合病院(大阪府)のシンポジストが各病院でのNST活動や課題について発表を行った。

すべてのプログラム終了後、同研究会委員長を務める生駒病院の田浦稔基・副薬局長は「今回から全国展開することができ、参加数も13病院30人から35病院84人に大幅に増えました。専門性の向上に加え、薬剤師の少ない離島・へき地病院からも気軽に参加できる研究会にし、横のつながりを大切にしていければと思います」と呼びかけた。

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