徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2022年(令和4年)10月31日 月曜日 徳洲新聞 NO.1362 3面

介護職で外国人人材を活用
グループ最多の10人が在籍
老健吹田徳洲苑

「安心して働ける環境を」と酒井施設長(右)と森岡主任

介護の人材不足が指摘されるなか、介護老人保健施設吹田徳洲苑(大阪府)は外国人スタッフをよく活用している。現在、10人が在籍しており、徳洲会グループの介護施設で最多。国籍もインドネシアとベトナムを中心に多彩だ。

インドネシアから来日したムハンマド・ハディアン・サブトゥラ職員(左)とニケトゥ・アユ・アプリアニ職員

同施設が外国人人材の活用に着眼したのは2016年。当時の状況について、酒井敬施設長は「当施設の関連病院の吹田徳洲会病院が14年に開院し、金香 充範院長と当時の植嶋敏郎・事務部長(現・一般社団法人徳洲会事務局長)が外国人人材の採用のためインドネシアを訪れたのです。その頃はグループ全体でメディカルツーリズムに注力することが決まった時期でもあったので、比較的スムーズに動き出しました」と説明する。

入居者さんとの会話もスムーズ

当時は外国人技能実習制度がなかったため、通訳などで採用。その後、社徳の国際部設置、外国人技能実習制度の創設など状況が進展し、EPA(経済連携協定)なども活用しながら外国人人材を確保していった。

職員食堂でもちょっとした配慮

同時に環境も整備。森岡かおり老健課主任が、仕事だけでなく日常生活を含め相談を受けるなど、こまめにサポート。また、ヒジャブ(イスラム教の女性が身に付けるスカーフ)を被って働くことを認めたり、施設内に礼拝室を設けたりした。病院職員と共用の食堂でも宗教上、食べることが禁じられている豚肉をイラストで表示するなど施設を挙げて環境を整えた。

施設内で簡易の礼拝室を設置。1日に8回お祈りする職員も

EPAによる介護福祉士の資格取得を目指しているインドネシアのムハンマド・ハディアン・サブトゥラ職員とニケトゥ・アユ・アプリアニ職員は、「最初は慣れませんでしたが、スタッフの皆さんが優しく、今では安心して働いています」と笑顔で話す。

酒井施設長は「信頼関係が大事。今後も、とくに介護の分野では外国人人材は増えていくと思うので、安心して働ける環境を整えたい」と意欲を見せる。

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