
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)10月03日 月曜日 徳洲新聞 NO.1358 3面
徳洲会グループ栄養部会は8月20日から2日間、都内でブロック長研修を開催した。ブロック長が集う会議は3年ぶりということもあり、研修では近年の部会活動を振り返るとともに、あらためてブロック長の役割などを確認した。2日目には、それぞれプレゼンテーションを行い各ブロックの課題を提示。共通するキーワードをもとに解決策を協議した。
3年ぶりにブロック長が集合
初日は主に部会幹部が講義を行った。はじめに、部会長の鑓水弘樹・一般社団法人徳洲会栄養部部長が挨拶。研修の開催意図について「コロナ禍でブロック長会議の開催を控えていた間に、ブロック長が交代しているところもあります。ブロック長の役割を再確認するとともに、絶えず見直しながら各ブロックを活発にし、部会全体を盛り上げていきたい」と説明した。
続けて講義も行い「栄養部会の過去と未来」と題し、まず2015年以降の部会活動を紹介。当時、食材料の共同購入に着手し、最も使用している米と牛乳で取り組んだ結果、年間1000万円超を削減できたことをはじめ、部会初のワーキンググループ(WG)を設け、電子カルテに関する部会統一のシステム運用、臨床栄養にかかわる管理栄養士の質の向上、部門の人員算定・業務分掌・マニュアルの整備、研修・応援体制の基盤づくり、介護部門の運営などを始めたことを示した。
そのうえで現状と今後について言及。現状については調理師や管理栄養士など有資格者の状況に触れ、とくに調理師は国家試験の受験者数が減少傾向にあることから「今後はさらに確保が困難と予想」と指摘し、新たな給食運営を考える段階に来ていることを示唆した。栄養指導件数の推移では、あらためて人件費と生産性を考えていく重要性を強調した。
今後については、現在も継続している共同購入のさらなる推進や、とくに「特食(特別治療食:対象となる病気の治療を目的に、エネルギーや特定の栄養素などを調整した食事)率の向上」に努める方針を示唆。これらは栄養部門のみならず、グループの方針として理解するよう求めた。AI(人工知能)の社会的な導入・活用促進を見すえ、より業務の効率化を考えていく必要性も説いた。
鑓水部会長は「今後も部会活動のブラッシュアップ、取り組みに対する検証が必要」と訴え、「グループが求めているものを考える力を身に付けてほしい。次世代の育成にも努めながら、増収や支出に対する成果がしっかり言える部門へと成長していきましょう」と呼びかけた。
この後、食材料に関する支出削減の進捗状況、診療報酬をはじめとした増収対策に関する説明を副部会長らが行った。部門でのコンプライアンス(法令順守)の解説、ハラスメントやSNSに(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)関する注意喚起も行った。いずれの講義でも内容をブロック内で共有し、ブロック長が積極的に介入するよう促した。
2日目はディスカッションを行った。「栄養部門の全職員が未来のために取り組まなければならない課題」をメインテーマに、①魅力ある部会づくり、②責任者・次世代教育、③高齢化が進むなかでの厨房運営、④円滑な応援体制――のいずれかを組み合わせ、各ブロック長がブロック内の課題を発表。そのなかで見られた共通のキーワードをもとに、解決策を協議した。最後にブロック長としての目標をひとりずつ挙げ、終了した。