徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2022年(令和4年)10月03日 月曜日 徳洲新聞 NO.1358 1面

徳洲会グループ 国際医療協力を積極化
モンゴルで「心臓血管センター」開設へ
東上理事長がオヨーンエルデネ首相らと会談

医療法人徳洲会の東上震一理事長らは、日本とモンゴルの国交樹立50周年を記念しロヴサンナムスライ・オヨーンエルデネ首相に招かれ、首都ウランバートルを訪問、同国からの要請を受け、「心臓血管センター」の設立を支援することを表明した。また、徳洲会グループ病院の医療者と現地の医療者との交流を通じ、診療知識・技術の向上を促進し、同国の医療発展に貢献していく方針。支援の詳細は執行理事会などで詰めていく。現在、徳洲会ではコンゴ民主共和国の病院建設支援プロジェクトが進行中。さらにインドネシア共和国などの専門病院開設をサポートする動きも出ており、今後、国際医療協力が一段と活発化しそうだ。

インドネシアにも専門病院

モンゴルのオヨーンエルデネ首相(右から3人目)ら政府首脳陣と会談する東上理事長(左から3人目) 現地のメディアからの質問に答える東上理事長(モンゴル)

東上理事長らは8月20日から5日間の日程で、ウランバートルに滞在、この間、公的病院群を視察した。市内で最も人口の多いソンギノハイルハン区の総合病院、国立中央第三病院、国立中央第一病院、モンゴル日本教育病院の4施設だ。同国の主要な心臓病センターは国立中央第三病院にあるが、目下、現地政府が新たな心臓血管センター開設に適した病院を決めるため、鋭意、調査を行っている。

23日、東上理事長らはオヨーンエルデネ首相、ドルゴスレン・スミヤバザル・ウランバートル首都知事兼市長、バヤルサイハン・バンズラグチ首相顧問ら政府要人と会談した。首相は歓迎の辞を表した後、「心臓血管センター設立の枠組みのなかで、モンゴル人医師のスキルアップや能力開発支援も行っていただけたらと思います。また、日本人医師との交流を通じ、その優れた経験を共有させていただきたい。徳洲会グループは多くの病院の集合体であり、治療面でも連携を望んでいます」と期待を寄せた。

これに対し東上理事長は「ウランバートルにある4つの公的病院を視察しました。現状では、どの病院に心臓血管センターを開設するのが良いか未定ですが、徳洲会グループは“生命だけは平等だ”の理念の下、日本の最新の臨床技術をもって国際医療協力に努めており、建屋の建設支援だけでなく、優れた人材を育成するとともに最新の医療設備の導入にも尽力してまいります。貴国の心臓病罹患率と死亡率を減らし、すべての人が健康になることを目指すプライマリ・ヘルスケア・システムの強化に貢献していきたい」と応じた。

インドネシアのハラパンキタ病院を視察し、医師らと意見交換

今後については、医療法人徳洲会の執行理事会などで支援の詳細を協議していく方針。

また、東上理事長ら徳洲会グループ一行は9月4日から4日間、インドネシアの首都ジャカルタに滞在し、保健省や同国最大のイスラム系社会団体ナフダトゥル・ウラマー(NU)、ハラパンキタ総合病院(国立循環器病センター)やマンダヤロイヤル病院、ポンドックインダ病院など公的病院、日本大使館、国際協力機構(JICA)事務所などを訪問した。

このなかでブディ・グナディ・サディキン保健相をはじめ医療関係者らと会談、最新の心臓病治療や消化管の早期がんに対する内視鏡治療、腎不全に対する透析治療を行う専門病院の開設支援を要請された。これに対し東上理事長は「貴国民と医療発展のために、今後、現地調査を本格化していく考えです」と応えた。

コンゴ民主共和国 病院建設が本格化

10月15日には東上理事長、大橋壯樹・副理事長ら徳洲会一行がアフリカのコンゴ民主共和国を訪問し、現在、推進中の病院開設支援に関してフェリックス・アントワン・チセケディ・チロンボ大統領ら政府首脳陣と面談、病院建設候補地や公的病院の視察、医療関係者との意見交換も行う予定。

東上理事長は「アフリカについては過去、腎移植に関して技術支援を実施したタンザニア連合共和国に対し、腎臓移植センターの開設をサポートする計画もあります。現在、開設支援を進めているコンゴ民主共和国の病院でも腎不全に苦しむ患者さんのために、腎移植を可能にしていきたい」と抱負を語っている。

これまで徳洲会は、開発途上国に対し人工透析機器の寄贈や透析センターの開設支援、病院建設サポートなど国際医療協力に注力(1面に図)。病院に関してはブルガリア共和国、ブラジル連邦共和国に開設した実績がある。また、モンゴルには小児用呼吸器や人工透析機器の寄贈、透析センターの開設支援、インドネシアにも人工透析機器の寄贈、透析センターの開設サポート、循環器内科領域などの医療技術支援などを実施している。

東上理事長は「これらの国々と徳洲会は、徳田虎雄・名誉理事長が理事長の時代に医療協力や病院建設に関する覚書(MOU)を交わしています。今後は積極的に国際医療協力を進めていく考えです」と決意を示す。

なお、災害医療などでは、徳洲会職員で組織するNPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)が国内外で活動している。

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