徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2022年(令和4年)08月29日 月曜日 徳洲新聞 NO.1353 3面

淺見・武蔵野病院部長が論文
適正な嚥下調整食を提供へ
日本摂食嚥下リハビリ学会誌

「多職種協働による食支援プロジェクト」に参加した(右から)栄養管理室の土屋輝幸副室長(管理栄養士)、淺見部長、リハビリテーション科の伊藤敬市副主任(言語聴覚士)

武蔵野徳洲会病院(東京都)の淺見貞晴・循環器内科部長兼NST(栄養サポートチーム)委員長は、日本摂食嚥下リハビリテーション学会誌に論文を投稿、26巻1号に掲載された。テーマは「インフォグラフィックの手法を用いた嚥下調整食学会分類の試み」。嚥下調整食に関しては地域や施設で名称・形態が異なるケースがあることが課題。そこで東京大学高齢社会総合研究機構「多職種協働による食支援プロジェクト」の一環で、「日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013」普及のため、2019年に西東京市でインフォグラフィックの制作を開始した。

具体的にはクリアファイルに学会分類をデザインし医療・介護関係者に配布。在宅ケアスタッフ104人(回答は98人)にアンケートを行ったところ、以前から学会分類を知っていたのは13人のみ。71人が業務中にクリアファイルを使う機会があると答えた。

淺見部長は「臨床家、行政職、研究者の合同研究で、地域医療に資するプロジェクトでした」と手応えを示す。一方で「退院前合同カンファレンスでの利用など通じ、摂食嚥下の非専門職への普及が重要」と指摘。現在も学会分類2021に更新したクリアファイルの配布など通じ、より広い地域への普及プロジェクトに参画中だ。

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