
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)06月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1496 2面
整形外科医や脳神経外科医、初期研修医らが参加。前列右から3人目が江原院長、その左が出沢理事長、2列目右から2人目が串岡医長
冒頭、部会長を務める江原宗平・湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)院長兼脊椎センター・脊柱側彎症センター長は開会挨拶で「本日、ご講演いただく出沢先生は日本の内視鏡脊椎手術の草分けであり、同手術の技術認定制度を構築したスペシャリストです。ぜひ、講演を聞いて参考にしてください」と呼びかけた。
続いて、医療法人明隆会出沢明PEDクリニックの出沢明・理事長兼院長が「内視鏡開発の歴史から見た低侵襲脊椎外科の未来」をテーマに特別講演を行った。出沢理事長は1998年に日本内視鏡低侵襲脊椎外科学会を設立、また日本整形外科学会内視鏡技術認定制度委員会委員を歴任するなど脊椎内視鏡分野の第一人者だ。
出沢理事長は膀胱鏡や胃鏡、硬性・軟性内視鏡、ファイバースコープなど、過去から現在に至るまでの、さまざまな内視鏡開発の歴史を解説。同技術認定制度に言及し、将来的には、より安全性を高めていくため、合併症対応を学べるAI(人工知能)を活用した仕組みの整備などの重要性を訴えた。
終了後には情報交換会を開催。湘南大磯病院(神奈川県)の権藤学司院長(脳神経外科)の挨拶で乾杯し、各病院の近況報告などで盛況裏に会を終えた。
日本脊椎脊髄病学会学術集会では、江原院長が「ハイブリッド脊椎手術室35,692本、ロボット使用椎骨スクリュー4,731本挿入 脊椎側彎症手術-前方・後方-」をテーマにランチョンセミナーで講演。ナビゲーションシステム、ロボットガイダンスなどによる手術環境や、これまでの実績を紹介し、手術動画を供覧した。
湘南藤沢病院の串岡純一・脊椎センター・脊柱側彎症センター医長は「ハイブリッド手術室におけるナビゲーション支援ロボット脊椎手術の精度と効率」をテーマにポスター発表。2021年4月以降、胸腰椎に対しロボット支援下で挿入した椎弓根スクリュー(PS)は合計4,521本(311症例)。うち逸脱は27本で逸脱率は0.60%ときわめて低く、逸脱したPSは、すべて術中にCT(コンピュータ断層撮影)で確認し再挿入を行い、問題が生じなかったことを報告した。