徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)03月03日 月曜日 徳洲新聞 NO.1481 2面

病気のはなし177
急に現れた症状には注意
尿路結石

激烈な痛みを訴え、救急外来に運ばれてくることも少なくない尿路結石。同疾患は腎臓から尿管、膀胱から尿道までの尿路に結石が生じるもので、結石が生じた場所や大きさによって症状や痛みの場所、その程度が変わってくる。症状は背部痛が多いが、わき腹や下腹部が痛むこともあり、痛みではなく頻尿や血尿などの症状が出ることもある。

いずれにせよ「これまでなかった症状が急に現れた場合は注意が必要です」と訴えるのは茅ヶ崎徳洲会病院(神奈川県)の能勢賴人・泌尿器科部長兼ER(救急外来)部長。

尿路結石は小さければ薬物療法、5mm以上のものは経尿道的結石破砕術、もしくは体外衝撃波破砕術などを施行する。近年は長くても2泊の入院で治療できるケースが多く、放置すると結石性腎盂腎炎など、時に命にかかわる状態に悪化することもあるため、早めの受診を呼びかけている。

男性の疾患と思われがちだが、近年、女性の患者さんも増えてきている。「女性だから大丈夫と思わず、症状があれば泌尿器科を受診してください」と能勢部長。また、「痛みがひどければ、迷わず救急車を」と注意喚起する。

予防法は、よく水分を摂ること、規則正しい生活を送ること。また、尿路結石の原因のひとつであるシュウ酸カルシウムの多いコーヒーや紅茶など飲む際は「ミルクを入れて飲むと、カルシウムがシュウ酸と結合し、吸収されにくくなります」(能勢部長)。

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