徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)06月17日 月曜日 徳洲新聞 NO.1445 2面

病気のはなし154
喫煙・飲酒の慣習は要注意
咽頭がん

咽頭がんは、上・中・下の部位に分かれ、それぞれ症状も予後も治療法も異なる。上咽頭がんは、鼻の奥から口蓋垂(のどちんこ)までにできるがんで、初期症状は鼻血、鼻づまり、難聴など。放射線療法、化学療法が良く効き、相当に悪化しない限り予後は良好だ。中咽頭がんは舌の奥から扁桃、口蓋垂あたりを含み、初期症状はのどの痛み、飲み込みづらさ、喀血など。パピローマウイルスによる中咽頭がんは放射線療法、化学療法が良く効き予後は悪くない。それ以外の中咽頭がんは手術、放射線治療が必要な場合が多い。下咽頭がんは、舌の付け根から食道の入り口あたりまでにできるがんで、予後は良好とは言い難い。初期症状は飲み込みにくさや声のかすれ、のどの違和感程度でわかりづらく、「多くがステージ3、4まで進行してから見つかるため、5年生存率は50%程度と言われています」と大垣徳洲会病院(岐阜県)の青木光広副院長(耳鼻咽喉科・頭頸部外科部長)。同疾患は胃カメラで見にくい位置にあることから、「毎年検査していたにもかかわらず、ある程度進行するまで発見できなかったという例もあります」と明かす。

中・下咽頭がんは喫煙や飲酒が主な原因のため、「慣習のある人は飲み込みにくさやのど、首の違和感、声のかすれがあれば、わずかな異変であっても念のため耳鼻咽喉科か頭頸部外科を受診してみてください」と青木副院長は呼びかけている。

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