
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)10月31日 月曜日 徳洲新聞 NO.1362 2面

厚生労働省は10月5日、生後6カ月~4歳までの乳幼児を対象とした新型コロナ感染症の米ファイザー製ワクチンを特例承認した。従来株に加えオミクロン株などにも対応する2価ワクチンで、有効成分量は12歳以上の10分の1(5~11歳は12歳以上の3分の1)。3回接種が原則で、2回目接種は1回目から3週間、3回目接種は2回目から8週間、間隔を空ける。全額公費負担。体制の整った自治体から接種が始まっている。
小児の場合、大半が新型コロナ感染症に罹患しても無症状もしくは軽症で、むしろ副反応のほうを心配する保護者が多い。一方、8月に国立感染症研究所が発表した疫学調査では国内の小児死亡例のうち、基礎疾患の有無が判明した35例の約半数に基礎疾患がなく、健康な小児であっても新型コロナ感染症は警戒が必要ということが浮き彫りになった。ワクチンにはリスクもあるが、罹患もリスクであり、子どもの生活習慣(3密となり得る環境に長時間いるかなど)もふまえた検討が必要だ。
同ワクチンの主な副反応は、生後6~23カ月で注射部位圧痛、食欲減退、傾眠、易刺激性(イライラしやすい状態)、発熱。2~4歳で注射部位圧痛、疲労、頭痛、筋肉痛、悪寒、関節痛、発熱で、ほとんどの副反応でプラセボ(偽薬)群と大きな差がなかった。CDC(米国疾病予防センター)は生後6カ月以上の乳幼児も接種推奨年齢に加えている。