
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)10月31日 月曜日 徳洲新聞 NO.1362 2面
品川・主任研究員(左)と小畑技師長
PCR検査開始当初に空き病室を利用し急造したPCR検査室
野崎徳洲会病院(大阪府)の2021年度PCR検査件数は、徳洲会で最多の7万9592件――。公開データはないもののグループ外を含め全国有数の実績と見られる。今年8月末には累計14万2212件に達した。
新型コロナが国内で猛威を振るい出した20年3月以降、中川秀光院長のリーダーシップの下、早々にPCR検査体制を確立し、外来・入院ともに患者さんの受け入れに尽力。
検査体制の確立は、同院附属研究所の品川敏恵・再生医学研究部主任研究員と、小畑寿宣・検査科技師長をはじめとする臨床検査技師の協働により実現。同院検査科ではRNA抽出などがともなうPCR検査の経験がなかったが、品川・主任研究員が技術指導を行い、検査体制の早期確立が可能になった。
品川・主任研究員は「ゼロからの立ち上げでしたが、時間がありませんでしたので、研究活動にともない身に付けたPCR検査のノウハウ提供を通じて協力したいと思いました。当時は専用の部屋がなく、病棟の空き部屋を利用し、検査装置や安全キャビネット、実験台、冷却遠心機など必要な物品を持ち込み準備を整えました」と振り返る。
小畑技師長を含む2人の臨床検査技師が検査手順などを教わりノウハウを習得。実技トレーニングを経て20年3月12日にPCR検査をスタートした。なお検査場所は21年4月からは敷地内に新設した地域外来・検査センター内に移設している。
「PCR検査に対応できるスタッフは4人に増え、第7波が全国を襲った今年7月には1日に900件を行った日もありました。これからも地域の安心・安全に貢献していきたい」と小畑技師長は意気込みを語る。