
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)08月29日 月曜日 徳洲新聞 NO.1353 2面
徳洲会グループ栄養部会はオンラインで臨床栄養研修会を開催した。今回は摂食嚥下をメインテーマに、講演とグループディスカッションを行った。グループの医療・介護施設から管理栄養士を中心に129人が参加した。
研修会は6月18日に実施。鎌ケ谷総合病院(千葉県)の横手佑香・栄養科主任(管理栄養士)が摂食嚥下に関する自院の取り組みを紹介した後、同院の星健太郎副院長兼歯科口腔外科部長が「摂食嚥下について」と題し講演した。
星副院長は、主に高齢者に見られがちな口腔機能や嚥下機能の低下について解説。症例の画像やVF(嚥下造影検査)・VE(嚥下内視鏡検査)の動画を提示しながら、口腔や嚥下に関するメカニズム、疾患とその原因や症状などポイントを説明した。機能を回復・維持するマッサージや経口摂取しやすい食事提供の工夫も紹介した。
最後に「観る(観察)、聞く(ニーズの把握や情報収集)、言う(声かけや説明)の三つが大事」と強調するとともに、「食にかかわる多職種で環境を整えることが不可欠」とチームワークの重要性も指摘した。
グループディスカッションでは各グループが「嚥下調整食の工夫」、「安全な食事の提供」のいずれかのテーマで協議し、参加者は自施設の課題などを話し合った。
終了後、横手主任は「昨年、当研修で摂食嚥下をテーマにした際、医療だけでなく介護施設の関心も高く非常に好評だったため、今年も星副院長に講演していただきました。グループディスカッションも含め、現場ですぐに生かせる研修になったと思います」と満足げ。研修を企画する臨床栄養ワーキンググループ(WG)リーダーの赤尾志・宇治徳洲会病院(京都府)栄養管理科室長は「今後も当WGでは“患者さんに寄り添える”管理栄養士の育成に取り組みたいと思います」と意欲を見せる。