
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)05月23日 月曜日 徳洲新聞 NO.1339 2面

親知らずは抜くべきか、放置してもいいのか――。多くの人が片側7本ずつ生える歯のさらに奥、8番目の歯「親知らず」への対応に悩む。親知らずは人類のあごが退化し小さくなったため、あごに圧迫され、まっすぐ生えてこないことが多い。斜めだったり、完全に真横を向いていたり、歯茎に半分もしくは完全に埋まっていたりと状態はさまざま。人によっては生えてこないこともあるが、4本きれいにまっすぐ生えていることもある。
「親知らずはなくても問題ない歯。完全に埋まっていて隣の歯に影響がない場合や、上下でしっかりかめ、手入れできる場合は残してもいいですが、歯ブラシが届きにくたいめ、どうしても磨き残しが多く、虫歯や炎症の原因となりやすい。基本的に抜歯をおすすめします」と庄内余目病院(山形県)の荒博範・歯科口腔外科部長。とくに歯茎から中途半端に出ているケースや、歯列矯正中で親知らずが隣の歯を押す形で生えているケースは抜いたほうが良いという。
では、いつ抜くべきなのか。荒部長が推奨するのは若いうちの抜歯だ。親知らずは早いと高校生くらいから生え始めるが、「若いうちは骨の中に埋まっていても抜きやすく、傷の治りも良いことが多い」と指摘、10代後半から20代前半のうちに一度、口腔外科で歯全体の状態を調べるパノラマレントゲン撮影をすることをすすめている。