徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)06月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1496 1面

医療法人徳洲会
バンコク病院とMOU締結
患者紹介や人材交流を促進

調印式で記念撮影をする(左から)大鷹大使、小林・専務理事、東上理事長、マイパン1CEO、ティラウッド・クハプレマ ・バンコク病院ワタノソットがん病院院長

医療法人徳洲会は5月20日、タイのバンコク病院グループ(BDMS)と患者紹介、人材交流に関する覚書(MOU)を締結した。BDMSはタイ国内外に58病院を有する同国最大の病院グループ。本院のバンコク病院では、年間90万人に上る受診者のうち、タイ人が約76%、残りは外国人が占めている。

MOUでは①医療従事者のトレーニング・人材交流、②症例研究の発表と臨床デモンストレーション、③遠隔医療による合同カンファレンス、④学術的知識の共有と国際セミナーの共催、⑤渡航患者さんへの包括的な診療・治療・フォローアップ体制の構築――を計画している。

調印式はバンコク病院で行われ、徳洲会からは東上震一理事長、小林修三・専務理事(湘南鎌倉総合病院院長)、石川一郎・一般社団法人徳洲会本部長らが出席した。

マティニー・マイパン・バンコク病院グループ1CEO(最高経営責任者)兼バンコク病院院長は「両国の医療サービスの質の向上において重要な一歩であり、診療経験や知識の共有を通じ、より高水準の医療サービスを患者さんに提供できるようになります。とくに海外赴任者など、渡航をともなう患者さんに、帰国後や海外滞在時の診断・治療・フォローアップまでを包括的にサポートする仕組みを構築しました」とアピール。

東上理事長は「私たちは“生命だけは平等だ”の理念の下、『いつでも、どこでも、誰でもが最善の医療を受けられる社会の実現』を信念に、国内に83病院を展開し、最新技術を用いた高品質な医療提供に取り組んでいます。この協力を通じ、両国の強固なネットワークを活用することで、両国の患者さんに最良の医療を提供できると確信しています」と抱負を語った。

MOU締結に立ち会った大鷹正人・駐タイ全権特命大使は、「この連携は、タイと日本の友好関係の強さを示すものであり、意義深い成果です。現在、タイには約8万人の在留邦人が暮らしており、多くがバンコク病院グループの医療サービスを利用しています。本提携は医療の質の向上と、日タイ間の医療知識・資源の有効的な交流を促進するものです」と力を込めた。

また、一行は調印式の前にバンコク病院本院を見学。このうちコマンドセンターでは、BDMSが有する救急車、船、飛行機、ヘリコプターが、どのような患者さんを乗せて、どの病院に向かっているかなどをモニターで可視化できるシステムを目の当たりにし、感心する様子も見られた。

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