徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)1月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1220 一面

緊急リポート
新型コロナウイルス 感染の拡大防止に努める!

昨年12月から中国・武漢市を起点に感染が広がっている新型コロナウイルス。同市への渡航中止など、拡散防止に向けた動きも活発化。今後、ウイルスの変異による高病原性化の可能性を指摘する声もあり、予断を許さない。日常生活で注意すべきことや徳洲会グループの対応について、徳洲会感染管理部会の佐藤守彦部会長(湘南鎌倉総合病院感染対策防止室部長)に聞いた。

徳洲会病院でポスター掲示

新型のコロナウイルス(中国疾病予防コントロールセンター、GISAID提供) 新型のコロナウイルス(中国疾病予防コントロールセンター、GISAID提供)

新型コロナウイルスによる感染症は、昨年12月に武漢市での呼吸器疾患の集団発生に端を発する。当初は原因不明だったが、その後、患者さんから、かぜ症候群の原因ウイルスのひとつであるコロナウイルスの新型が発見された。今年1月に入ると、感染者数の増加とともに、感染者が確認された地域も中国を含め5カ国に拡大。日本でも1月24日の時点で感染者2人が確認された。24日現在で世界的な感染者数は当初の41人から830人を超え、26人が亡くなっている。

今回の新型コロナウイルス感染症の特徴は①主に呼吸器症状(せき、たん、呼吸困難など)と発熱を症状とし、②免疫力が低下した高齢者では死に至るケースもある、③治療は対症療法、④感染対策は接触感染対策と飛沫(ひまつ)感染対策、状況により空気感染対策を推奨、⑤小児は少ない。ただし、ウイルスの感染性や病原性について不明な点も多いことから、今後これらに該当しないケースが出てくる可能性も示唆。手洗いを徹底し人混みを避けるなど、予防の重要性を強調する。「都市部など、どうしても人が多い場所で過ごす場合は、手洗いの徹底を心がけましょう」(佐藤部長)。

徳洲会グループでは注意喚起を促すポスターを作成) 徳洲会グループでは注意喚起を促すポスターを作成

このほか国立感染症研究所や国立国際医療センターがWEBで発信している情報で、具体的な対応方法などを知ることが可能。医療機関に受診を希望する場合、「できれば国が始めた擬似症サーベイランス(重症で病原体が特定できない方を報告する仕組み)に参加している医療機関が望ましいですが、まずお近くの保健所に電話で相談することをお勧めします」と、佐藤部長は強調する。

徳洲会グループでは、感染管理部会が注意喚起を日本語・英語・中国語で促すポスターを作成。部会メンバーを通じ各病院内に掲示するよう呼びかけている。佐藤部長は中国の春節(旧正月で1月24日から30日まで休日)も相まって世界的に感染が拡大していく可能性が高いと予測。「今後も情報を収集し、冷静な対応を心がけることが大切です」。

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