徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)1月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1220 四面

岸和田病院 中国人医師が3カ月間研修
消化器内視鏡手技など学ぶ

(前列右から)劉医師と韓医師への研修を通じ「私たちも刺激を受けました」と岸和田病院医師たち(後列右が尾野院長) (前列右から)劉医師と韓医師への研修を通じ「私たちも刺激を受けました」と岸和田病院医師たち(後列右が尾野院長)

岸和田徳洲会病院(大阪府)は現在、中国山東省から訪れた劉春志医師と韓東東医師に対し、約3カ月にわたる研修を行っている。両医師は、消化器内視鏡をはじめ日本の医療について学ぶことを目的に、昨年11月上旬に初来日。所属する病院は異なるものの、ともに医師として10年以上の経験をもち、消化器内科を専門としている。

研修は岸和田病院内視鏡センターで主に見学するスタイルで実施。患者さんの個人情報に配慮しながら、内視鏡を用いた治療を間近で見たり、関心が高い疾患や治療法について同院の医師から説明を受けたりしている。とくにESD(内視鏡的粘膜下層剝離(はくり)術)やERCP(内視鏡的逆行性胆道膵管(すいかん)造影)、胃瘻(いろう)の造設に高い関心を示している。「難しい症例に対応していることや、若手の医師がERCPを多く手がけている当院の状況に驚いていました」(砂田明日香・消化器内科医師)、「胃瘻の造設は、あまり行わないのか、多くの質問をいただくなど興味を抱いている様子がわかりました」(四至本貴大・消化器内科医師)。

内視鏡の手技について説明する砂田医師(左から2人目) 内視鏡の手技について説明する砂田医師(左から2人目)

劉医師と韓医師は1月29日に研修を終え帰国する予定。劉医師は「細かい面も含め高い技術とともに、患者さんへの丁寧な対応に感動しました」、韓医師は「内視鏡に関することはもちろん、病院の仕事の流れ、礼儀正しさなど日本の習慣・文化まで多くを学びました」と振り返り、ともに謝意を示した。

尾野亘院長は「彼らの成長に貢献できたら嬉しいです。離島・へき地医療と同時に国際化も進め、徳洲会が世界一の医療グループになれるよう努力します」。

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