徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)9月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1202 四面

特集 湘南鎌倉医療大学
充実したキャンパスライフ
安全確保へセキュリティーも万全

文部科学省から9月6日に設置が認可された湘南鎌倉医療大学。2020年2月の竣工、4月の開学に向け、校舎建物の建設工事が着々と進んでいる。開学後、学生はどんな環境でキャンパスライフを送るのか。次代を担う質の高い医療人の輩出を目指す〝学び舎〟の特徴を紹介する。

普遍的な美しさ織りなす造り

校舎棟と体育館を輪切りにしたイメージ図。自然光をふんだんに取り入れ、緑を身近に感じる造り 校舎棟と体育館を輪切りにしたイメージ図。自然光をふんだんに取り入れ、緑を身近に感じる造り

湘南鎌倉医療大学は敷地面積6631・81㎡、延床面積8528・71㎡で、主に校舎棟、体育館、約100台分の駐輪スペースからなる。校舎棟は鉄筋コンクリート造りの4階建て、体育館は鉄骨造りの平屋建て。校舎棟の2階が体育館に続いている。

特徴的なのは勉学に集中できる明るく落ち着いた環境だ。1階エントランスと2階は2層の吹き抜けとし、自然光をできるだけ多く取り入れられるように工夫。1階に中庭、3階に庭園を設け、すぐ横に大階段を配置し、四季の移ろいを感じながらフロアの移動ができるような造りになっている。もちろん、エレベーターでの移動も可能だ。

中庭や庭園に面する廊下は幅を広めに確保し、テーブルやいすを設置。木々を横目に自習したりくつろいだりすることができる。照明にもこだわり、玄関や中庭、廊下には光を和らげリラックス効果が期待できる間接照明を採用。明るいながらも落ち着いた空間になるよう配慮している。

閲覧席のほかにアクティブラーニング用の席もある図書室 閲覧席のほかにアクティブラーニング用の席もある図書室

設計を手がけたDESIGN SHIPの奥本浩介社長は「勉学に集中できる環境を提供したいという思いがあり、そのうえで徳洲会の今までの歴史と、これから重ねていく大学の歴史などが感じられるようなデザインを考えた結果、光と影、緑など、普遍的な美しさを大切にしたシンプルな造りにしました」と説明。中庭や庭園について「シンボル的な存在になると良いですね」と胸の内を明かす。

3階には350座席の多用途大講義室を確保

講義だけでなくイベントにも使用できる大講議室 講義だけでなくイベントにも使用できる大講議室
情報処理室は自主学習にも開放 情報処理室は自主学習にも開放

1階には図書室や保健室、事務室などを配置。図書室は蔵書を閲覧する座席とは別に、アクティブラーニング用の座席も確保しており、グループディスカッションやディベート、グループワークなどを取り入れた講義も可能だ。

2階は演習室やカンファレンスルームをはじめ、実験室、機材室を設置。また、体育館に続くフロアであることから、更衣室も確保した。体育館は約700㎡で、バレーボールやバスケットボール、バドミントンなどが行える。体育館横にはテニスコート1面を配置予定だ。

3階は講義室、カンファレンスルーム、予備室、大講義室などを設置。大講義室は階段教室で350席規模の広さ。机・いすの一部は可動式になっており、レイアウトを変えることで、講義だけでなく入学式や卒業式といったセレモニー、イベントなどを行える多目的スペースになっている。大講義室にも大きな窓を採用。自然光により、明るく開放的な空間を現出する。通常の講義室などには照度の高い暖色系の照明を用いている。最上階となる4階は情報処理室や教員のための研究室を確保。情報処理室は講義以外に、自主学習用のスペースとして開放する予定だ。

槌音が響く建設現場。来年2月竣工予定 槌音が響く建設現場。来年2月竣工予定

学生をはじめ学内で過ごす人の安全確保のために、セキュリティーにも万全を期す。

同大設置準備室の中村伊予子・事務次長は「学生の皆様には勉学に励みながら、学園祭など学校行事、クラブ活動にも積極的に参加していただき、かけがえのない4年間になるよう全力でサポートします」。建設中の校舎には来年2月の完成に向け槌音が響いている。

健康的な学生生活を食事面からサポート

テラス席も設けるなど、くつろげる学食 テラス席も設けるなど、くつろげる学食

キャンパスライフの楽しみのひとつといえば食事。同大の学食は1階中庭に近接し、テラス席も設け、季節を感じながら食事を楽しめる空間になっている。営業時間など詳細は今後、決めていくが、営業時間外も学生が過ごせるように開放する予定だ。

運営は一般社団法人徳洲会(社徳)が受託する予定で、病院勤務の経験をもつ社徳の管理栄養士が献立を作成し、調理師が料理を提供する。

食事の提供は朝食と昼食。朝食は1種類で、洋食の日であればパンやスープなどに合う主菜と副菜、和食の日であれば、ご飯や味噌汁などに合う主菜と副菜を提供する予定。「学生の皆様が勉学に励むことができるようにバランスの良い食事を提供したいと考えています」と社徳栄養部の関根梓主任。

朝食を提供する理由について「直近の国民健康・栄養調査(厚生労働省、2017年)では、成人の朝食欠食率で一番高いのが20代というデータが出ています。20代で高いということは、恐らく中高生の頃から朝食を食べていないと思われます。健康的な生活を送るのに朝食は重要。ひとり暮らしの学生の方などに栄養バランスが整った朝食を摂ってほしいと思い提供することにしました」と説明する。

できるだけ簡単に食べられるようにメニューはもちろん、ワンプレートにするなど提供方法にも工夫を凝らすという。

昼食は選択制を採用し、基本的に日替わり定食、日替わり丼、カレーライス、麺(うどん・そば)の5種類から選べるようにする予定。朝食、昼食ともに日によってはフルーツやヨーグルトなどデザートも提供する。価格は朝食200円、昼食400円で、いずれも食券制。
「看護学部のため、女子学生が多いと思われます。パンケーキやロコモコ丼など、女性に気に入ってもらえるようなメニューや盛り付けを検討中です」と関根主任。全国に医療・介護施設を展開する徳洲会ならではの取り組みとして、“ご当地メニュー”の提供も視野に入れているという。「開校して、おおよその食数が見込めるようになれば、メニューの種類を増やすなど、できることが増えていくと思います。個人的には学生の皆様が医療・介護での栄養サポートの重要性を自然と身に付けられるような取り組みも行いたいという希望もあります」。

今のところ、学食は月曜日から金曜日まで営業する予定(祝祭日は除く)で、利用は学生や教員、職員など大学関係者のみ。社徳栄養部の鑓水弘樹部長は「卒業しても思い出してもらえるような味、空間にしたいです」と意気込んでいる。

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