
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)01月13日 火曜日 徳洲新聞 NO.1525 4面
接遇の実践的な対応など修得。マイクを持っているのが講師を務めるラ・ポールの福岡かつよ代表
古河総合病院(茨城県)は患者さんの満足度や病院イメージの向上のため、非常勤職員を含む全職員(約500人)を対象とした接遇研修に取り組んでいる。従来、新入職員や各部署長を対象とした接遇研修は実施しているが、全職員対象は初の試み。
同研修を企画したのは、部署を問わず患者さんから接遇に関する意見やご意見箱への投書が増えてきたことがきっかけ。病院全体で底上げを図る必要があると判断。尾越優子・看護部長の発案で教育研修委員会が企画した。同委員会委員の大山哲史・総務課課長は「研修の目標は『この病院で良かった!』と患者さんからもスタッフからも、そして他院からも選ばれる医療機関として支持されるべく、全職員で意識を高めることです。また、医療現場での接遇やコミュニケーションの重要性について理解を深め、実践できるようになることです」と説明する。
2025年9月から3カ月間、職員を6グループに分け講義やグループワークを実施。医療接遇に特化したコンサルティング会社(ラ・ポール)に講師の派遣を依頼した。さらに全体研修と並行し26年4月まで、外来部門、病棟部門、受付という持ち場ごとに分け、各部署で受講者を選抜、ラウンドを通じた改善点のフィードバックや患者さん・職員の動線対策、実践形式のロールプレイングなどを実施。
研修内容は、お辞儀の角度など単なるマニュアル的な作法の指導ではなく、「なぜ医療人として接遇やコミュニケーションが重要なのか」という本質的な価値の気付きを促したり、場面に応じた実践的な対応を学んだりする構成となっている。実施後のアンケートでは「具体的に、どのようなことに気を付けるべきか理解が深まった」などの意見が多く寄せられ、意識改革の第一歩として効果を上げている。