徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)05月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1492 4面

後藤・湘南鎌倉病院医学物理士
中国でBNCTテーマに講演

「今後も学びの場を提供していきたい」と後藤・医学物理士

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の後藤紳一・国際部・国際医療戦略室マーケティング戦略MGR(医学博士・医学物理士)は、中国で開かれた第1回中日中性子捕捉療法(NCT)イノベーションフォーラム(大会名誉会長:山中伸弥先生)に招聘され、講演を行った。

テーマは「湘南鎌倉総合病院の放射線治療~X線から陽子線治療、そしてBNCTに至るまで~」。まず放射線治療(トモセラピー)や陽子線治療のメリット、対象疾患など説明。そのうえで、治療が困難な肉腫や再発がんに対し、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)が有効であることを、過去の症例をもとに説明した。

同院では早ければ年内に、特定臨床研究として初発の頭頸部がん、小児の脳腫瘍などを対象にBNCTを開始する予定。BNCTの治療前評価ツールで、脳腫瘍の診断に有効なFBPA-PET検査を併用していく考えだ。

後藤・医学物理士は「今回は5人のゲストが招聘され、大学教授ばかりのなか、民間病院から招かれたことを光栄に思います」と述懐。「中国ではBNCT施設が急激に増えており、注目を集めています。日本の技術を学びたいという方が多いので、今後、人事交流を進め、学びの場を提供していけたら良いと思います」と展望している。また、後藤・医学物理士は中日医学科学技術交流協会NCT分会の学術委員に任命された。

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