
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)02月25日 火曜日 徳洲新聞 NO.1480 4面
A. お答えします。
後平 泰信 札幌外科記念病院院長(循環器内科) 日本循環器学会認定専門医、日本睡眠学会認定指導医・睡眠医療認定医
パートナーの睡眠を阻害するほど大きないびきを継続的にかくのは、 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。いびきをかく人の8割にSAS疑いがあったとの報告もありますから、一度、SAS外来を受診してみてください。
「たかがいびき」と感じるかもしれませんが、SASの場合、いびきをかいている間は無呼吸状態となり、単にいびきをかいたり、日中に眠気を感じたりするだけでなく、循環器にも影響を及ぼし、高血圧、狭心症、心房細動、心不全、大動脈解離、脳卒中などを引き起こす原因のひとつとなり得ます。
また、夜間頻尿、睡眠中の息苦しさなどの症状もあります。いずれも年齢のせいなどと見過ごされ、自身の疾患に気付いていない方も多く、治療が必要な潜在患者数は全国で900万人以上との推計もある一方、SAS治療中の方は、わずか60~70万人程度と、未治療の方が多くいる状況です。
鼻から空気を送り込む経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)により、SAS症状だけでなく、循環器症状も改善し得るという報告もありますから、まず、ご自身がSASかどうか検査してみてください。