
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2021年(令和3年)11月08日 月曜日 徳洲新聞 NO.1312 4面

A. お答えします。
竹内信一
館山病院(千葉県)院長 日本泌尿器科学会専門医
入眠時間にもよりますが、夜間に一度でもトイレに行ったら夜間頻尿と言えます。頻尿の原因には①多尿、②膀胱(ぼうこう)容量の縮小、③睡眠障害――があり、それぞれ対処法が異なります。多尿は尿量が多い状態を言い、原因として水分の過剰摂取、利尿作用のある薬剤の摂取、糖尿病などが考えられます。膀胱容量の減少は前立腺肥大症、過活動膀胱、間質性膀胱炎などに起因する可能性があります。睡眠障害は尿意で目覚めるのではなく、もともと眠りが浅く、夜間に頻繁に起きてしまうなかでトイレに行く場合を指します。
いずれにしろ、夜間頻尿には可能性のある原因が多すぎるため、これさえあれば大丈夫という治療法は存在しません。泌尿器科を受診いただき、排尿ノートなど用いて1日の排尿の回数、尿量、時間などをチェック。そこから原因を探り、基礎疾患があるなら、その治療、寝る前に過剰に水分を摂取してしまうなら、その習慣の改善、また膀胱に少量の尿がたまっているだけでも尿意が我慢できなくなる場合は、ある程度、尿がたまるまで我慢できるよう膀胱訓練などを行います。年齢のせいと諦めてしまう方もいらっしゃいますが、一度受診してみてください。