徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)09月28日 月曜日 徳洲新聞 NO.1562 3面

葉山ハートセンター
MC協議会加入で連携強化
救急救命士の実習スタート

救急救命士が救急外来で病院実習を実施

葉山ハートセンター(神奈川県)は、三浦半島地区メディカルコントロール協議会(MC協議会)に加入、取り組みを活発化させている。メディカルコントロールとは、救急現場から医療機関への搬送過程で、医師が救急隊員へ指示や指導、応急処置の事後検証を行い、救急医療の質を医学的側面から保証する仕組みをいう。MC協議会は、地域の消防機関と医療機関が緊密に連携し、救急搬送体制や医療体制の向上を図るのが目的。

飯田浩司院長は「当院が逗子・葉山地区の救急搬送患者さんの多くを受け入れている実績から加入することとなりました。消防本部と病院が連携し、地域の救急医療を支えていくことが重要です」と力を込める。

同院では5月17日から、救急救命士の病院実習の受け入れをスタート。来年2月までに逗子市消防本部から20人、葉山町消防本部から14人を受け入れる計画で、現在、週に1~2人が実習を行っている。同実習では、救急外来での研修を通じて、知識や技術の維持・向上を図る。同時に、救急救命士に対する特定の医療処置に関する指示や助言体制も整えている。

「気管挿管やアナフィラキシーに対するアドレナリン投与など、現場からの電話による指示要請に的確に応えることも、医療機関の重要な役割。救急救命士の再教育を支援し、実習の場を提供することで、地域医療に貢献したいです」と飯田院長。

また、7月14日には院内で症例検討会を開催。地域の消防本部所属の救急救命士や周辺の医療関係者など約40人が参加した。心肺停止状態から適切な処置で救命に至った事例などを共有し、病院と消防の緊密な連携の重要性を確認。飯田院長は「救命の現場では、初期対応から病院への引き継ぎまでの流れがスムーズであるほど救命率が高まります。今後も関係機関と手を取り合い、地域の方々の命を守る救急医療体制の充実に尽力していきます」と意欲的だ。

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