
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)09月14日 月曜日 徳洲新聞 NO.1560 3面
開会式に駆け付け参加した子どもたちにエールを送る小林院長
熱中症予防を呼びかける水落・救急救命士(左)と廣・救急救命士
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は8月20日、建長寺を舞台に行われた「鎌倉てらこや」主催の合宿で、救護班を務めた。同イベントは地域の子どもたちの交流と成長を目的とした2泊3日の合宿で、小・中学生約80人、大学生約100人が参加。
開会式には、同院の小林修三院長も駆け付け、「世のため人のため、困っている人を助けること、そして助けられた思いを、またどなたかに返すこと、こういった循環の大切さをいろいろなことから学んでください」と挨拶。また、救護班として参加した水落隆聖・救急救命士と廣海聡・救急救命士は「我慢をしない、無理をしない、異変を感じたらすぐに知らせること、この3つを守って事故なく楽しみましょう」と呼びかけた。
水落・救急救命士は「病院を離れた状況であっても、何かあった時は冷静に対応して活動を支えたいという気持ちで取り組みました」、廣・救急救命士は「当院は救急搬送の多い病院ですので、ふだんから培ってきた知識や技術を、合宿に参加する子どもたちに、しっかり還元したいと考えました」と意欲を見せていた。
初開催から10年目を迎え、ますます好評のマタニティ坐禅
湘南鎌倉総合病院が開催しているマタニティ坐禅が好評だ。これは、同院が2017年から建長寺で定期的に開いている坐禅会。生後10カ月までの赤ちゃんとその父母が参加可能で、延べ500人以上が参加している。
坐禅は心や呼吸を整え、心身を深くリラックスさせる修行法。助産ケアの一環として、建長寺という特別な場所で坐禅体験を行い、妊婦さんや産後の母親と助産師が時間を共有することで、出産準備や産後のメンタルケアに好影響が期待できるため継続している。
6月22日には29回目のマタニティ坐禅を開催。5人の赤ちゃんを含む20人が参加し、同院の桐谷佳耶助産師らが引率。境内にある應眞閣(大庫裡)で、はじめに同寺教学部の伊東良禅和尚が座り方や姿勢、呼吸法など指導したうえで、10~15分間の坐禅を3セット行った。静寂のなか、微動だにしない妊婦の方々や、母親の周りでハイハイする赤ちゃん、わが子を気にかけながらも坐禅に集中する母親の姿が見られ、時折、警策(修行者の肩を打つ板状の棒)の音が畳敷きの大広間に響いた。
終了後、双子を帝王切開で出産したという母親は「産前にも参加しました。帝王切開は怖かったですが、坐禅体験で得たことを思い出すことで、恐怖心が和らぐなど分娩中とても役に立った実感があります」と笑顔。