
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)09月07日 月曜日 徳洲新聞 NO.1559 3面
「皆さんが楽しく充実した毎日を過ごすことに寄り添えたら」と日髙センター長
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は8月8日、一般の方を対象に第3回湘南鎌倉腎臓病教室「腎臓を守る運動習慣~今日からできる健康づくり~」を開いた。医師や看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士がそれぞれ講演、前年を大きく上回る130人が参加した。
開会挨拶で小峯優花看護師は、自分の腎機能を正しく知り運動を習慣付けるよう呼びかけた。続いて岩村直樹・腎不全看護認定看護師が血液・尿検査による早期発見、山口菜摘薬剤師が市販の痛み止めなどには腎臓に負担をかける可能性があるなど注意点を解説。古旗省吾・栄養管理部係長はタンパク質など主要な栄養を毎日均等に摂ることの大切さを説き、甲斐さくら理学療法士は自宅でできる運動を実演した。
日髙寿美・腎臓病総合医療センター長は、生活習慣を土台に新しい薬を組み合わせ透析への進行を遅らせる最新治療を紹介した。
質疑応答では、適切な運動量や飲水量などについて、参加者から多くの質問が出た。同院が6月に発表した国内初となる遺伝子改変ブタ腎移植の治験に関する問いもあり、関心の高さがうかがえた。日髙センター長は「当院は腎臓治療にチームで臨んでいます。皆さんが楽しく充実した毎日を過ごすことに寄り添えたら幸いです」と締めくくった。
医師や助産師ら約30人が参加し周産期医療の実践力向上へ
湘南鎌倉総合病院は7月2日、職員の周産期教育の強化を目的に、「湘南鎌倉周産期セミナー」を初開催した。外部講師として招聘した高江正道・聖マリアンナ医科大学産婦人科教授が、「CTG(胎児心拍数陣痛図)の読み方」をテーマに講演。医師や助産師ら約30人が参加し、周産期医療の実践力向上のため研鑽を積んだ。
小林陽一・産婦人科統括部長は開催の背景について、「分娩は無事に生まれて当たり前の世界ですが、時に予期せぬ事態が起こり得ます。また、当院では助産師が、妊婦さんに理想の分娩像を提供することを目標としていますが、その大前提として、エビデンスに基づいた安全性の確保が必要です。当院で問題症例を経験したことを契機に、助産師全員の意識や知識の向上、モニターを理解する個々の能力の均霑化を目指して企画しました」と明かす。
講演後には活発な質疑応答があり、参加者からは「事例が詳細でわかりやすく、基本を再確認できた」など好評だった。小林・統括部長は「今後も教育効果を見ながら定期開催し、当院の自験例の解析をさらに深めていきたい」と意欲的だ。