
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)01月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1527 3面
基礎知識を学ぶレクチャーの様子
多彩なシナリオをもとに実践的に学ぶ
湘南鎌倉総合病院は10月18日、母体急変を想定したシミュレーション研修を初開催した。日本母体救命システム普及協議会との共催で、2024年9月から同院で開始した無痛分娩の安全体制をさらに強化するのが狙いだ。
産婦人科医師や麻酔科医師、助産師など多職種が参加し、実践的なシナリオを通じて緊急時の対応を訓練。無痛分娩にかかわるチーム全体で共通認識をもち、迅速かつ的確な救命処置が行える体制の構築を目指す。
研修は基礎知識を学ぶレクチャーの後、多職種が3人1組のチームを組み、妊婦を模した人形を用いて実地訓練を実施。シナリオは、けいれんや脳出血、アナフィラキシー、子宮破裂など、現場で起こり得る緊急事態を想定し、参加者には知らせず展開した。
研修を主導した同院の菊池佳奈・麻酔科医師は「ふだんは接点の少ない産科と麻酔科のスタッフが顔見知りになり、互いの動きを理解することができました。おかげで緊急時の連携が格段にスムーズになりました」と研修の効果を強調。研修後は手術室での薬剤の確認や相談が活発になるなど、目に見える変化が起きている。
今年度中に追加研修を予定しており、今後も安全な無痛分娩提供に向け、母体救命を強化したチーム医療体制のさらなる整備を進めていく。