徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)01月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1526 3面

湘南鎌倉病院がQI大会
最優秀賞に具伊課長
AI用い業務効率化

小林院長(中央)をはじめ病院四役と受賞者

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は医療の質や医療安全の向上、業務改善などを目的とした品質改善活動の成果を発表するQI(Quality Improvement=品質改善)大会を開催した。今回で14回目。QI活動では部署ごとに改善のターゲットとする指標を定め、目標値の達成に向けた活動を行っている。

小林修三院長の開会挨拶に続き、病院全体指標に関する6演題と、各部署からの18演題の計24演題の発表を実施。QIセンター長を務める大竹剛靖副院長の挨拶で閉会した。聴講した職員による投票に基づき、後日、最優秀賞、優秀賞、奨励賞を選出して表彰を行った。

最優秀賞は、デジタルコミュニケーション室の具伊和之課長が発表した「AI活用による分析業務効率化の試み-プロセス改善からアウトカム改善へ-」。これまでER(救急外来)観察室の滞在時間に関するデータ分析を毎月手作業で行っていたが、月8時間を要していたため、より効率的な方法を模索、AI活用にトライアルした。

分析時間が8時間から1時間に短縮

AIを用いたことで、分析、考察、レポート作成を自動化でき、分析時間は8時間から1時間へと大幅に短縮。年間84時間を他の業務に振り向けることができるようになったほか、分析結果もより多角的なものへと質的向上につながり、ERスタッフからも高評価を得た。発表では「従来の単純集計では提供できなかった多角的な分析を迅速に提供できる仕組みを確立できました。他部署への展開についても可能性を検討していきたい」などと結んだ。

優秀賞は、今野優看護師が発表した「処置コスト実施による機能評価係数Ⅱの上昇に向けた取り組み」、奨励賞は循環器内科の落合智紀医長が発表した「心不全薬物療法の最適化への取り組み」が受賞した。

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