徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)05月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1492 3面

徳洲会栄養部会
調理方法など統一化推進
北関東ブロック調理師実技研修会

スチームコンベクションの設定などについて情報共有

徳洲会栄養部会は北関東ブロック調理師実技研修会を実施した。千葉西総合病院の厨房を会場に、8病院・2施設から12人の調理師が参加し、カボチャの煮物とカレイの煮付けの調理方法や、スチームコンベクション(熱風と蒸気による調理器具)の設定など情報共有した。

栄養部会は「食事は病院の顔になる」を理念に掲げ、どの病院・施設で誰がつくっても同じ仕上がりになるよう、厨房業務のオペレーションの統一化などを進めている。職員同士が実際に顔を合わせ、気軽に相談できる環境づくりも研修会の大切な目的のひとつだ。

講師を務めたのは皆野病院(埼玉県)栄養室の相澤祐也副主任。「煮崩れしにくいようにカボチャは皮を下にしてホテルパン(耐冷熱性のある調理器具)に並べてください」などアドバイスし、スチームコンベクションの温度や蒸気量の設定を伝えた。

調理後、試食の感想など意見交換を実施。総括として、北関東調理師リーダーの斉藤貴之・千葉西病院栄養管理科所属・一般社団法人徳洲会厨房長(調理師)がスチームコンベクションの温度や蒸気量に関して、根拠ある設定の大切さを強調した。

最後に、厨房現場で慢性化・深刻化している人材不足解決のため、完全調理品(煮魚)の上手な使い方を学んだり、試食を行ったりした。徐々に完全調理品を導入しており、盛り付けや見せ方などで、料理にひと手間を加えることによって、患者さん・利用者さんの満足度向上につなげていきたい考えだ。

終了後、北関東ブロック長の土屋輝幸・武蔵野徳洲会病院(東京都)栄養管理室副室長(管理栄養士)は「調理師が集まらず、応援を要する病院・施設があります。応援業務の円滑化のためにもオペレーションの統一化は避けられません」と研修を継続する意義を説き、部会長の鑓水弘樹・社徳栄養部部長は「10年先、20年先を見据え土台をつくっていく必要があります。調理師として料理にどう付加価値を付け患者さん・利用者さんに提供していけるか、ぜひ考え続けてください」と呼びかけた。

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