徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)10月07日 月曜日 徳洲新聞 NO.1461 3面

「hinotori」
要望を速やかに製品に
宗藤メディカロイド社長

「産業用ロボット開発で培ってきた技術力がベース」と宗藤社長

メディカロイドの宗藤康治社長は「hinotoriの最新トピックスと将来展望」をテーマに講演した。開発背景として①日本人の体形や日本の手術室に合っていない場合がある、②コストやサポートで日本製への期待が高い、③国内の医師の意見が製品開発・改良に反映されない――を列挙。同機器はコンパクトで機能的なロボットアームが、人の腕のスマートな動きを追求していると同時に、エルゴノミクス(人間工学)デザインに基づく操作端末は、術者の負担を軽減できるのが特徴だ。

同機器は2020年8月に製造販売承認を取得して以来、国内で61施設が導入(2024年6月末時点)。うち、徳洲会では武蔵野徳洲会病院(東京都)を皮切りに南部徳洲会病院(沖縄県)、東京西徳洲会病院の3施設が導入している。

「産業用ロボット開発で培ってきた技術力をベースに、医療従事者の要望を速やかに製品に反映できる仕組みを構築しています」と開発方針を説明。具体的には、インストゥルメント(器具)の開発・改良では、20年8月に6種類だったのに対し、現在は11種類まで増え、さらに使用耐用回数は10回だったのが、現在は20回まで使用できるようになった。ほか、MINS(Medicaroid In-telligent Network System)によるリアルタイムサポートなども紹介した。

遠隔手術にも注力しており、約5,000km離れた日本とシンガポール間で実証実験を実施。シンガポール国立大学に設置したサージョンコックピット(術者側)で、藤田医科大学に設置したオペレーションユニット(患者側)を操作し、成功したことを報告、「日本の外科医療の均霑化への貢献を目指します」と強調した。

最後に「弊社は遠隔手術支援に取り組んでおり、離島・へき地医療に尽力している徳洲会グループとの親和性も高く、ぜひ一緒に日本の医療に貢献していきたいです」と意気込みを見せた。

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