
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)02月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1378 3面
徳洲会臨床工学部会は湘南鎌倉総合病院(神奈川県)を会場に、一部WEBとのハイブリッド形式で全国責任者会議を開催した。各部門の実績や目標を共有し、急務となっている医師の働き方改革に関連して、臨床工学技士(CE)の業務範囲の拡大やタスクシフト(業務移管)などが議題に上がり、充実した2日間を送った。
久しぶりに対面式で開催し活発に議論
冒頭、部会長の河村誠司・岸和田徳洲会病院(大阪府)臨床工学科技士長が開会挨拶を行い、その後、部門ごとの実績や目標に言及。血液浄化部門はグループ内のOnline・IHDF(間歇補充型血液透析濾過)透析を推進し、昨年3月時点で選択率が49.8%であることを報告した。これは血液透析と血液濾過を併用した血液浄化療法の一種だ。高気圧酸素治療の疾患別件数やペースメーカの遠隔モニタリング登録患者数などの情報も共有した。
また、法改正によって実施可能なCEの業務範囲が拡大したことを受け、医師の働き方改革の一環として、手術室領域での業務拡大に向けスコープオペレーターや直接介助、麻酔補助業務などでは部会独自の認定制度の構築を進めていることを発表。学術活動・学会発表や応援状況、認定資格の取得状況などについても紹介した。
続いて、湘南鎌倉病院臨床工学部の高室昌司技士長と、南部徳洲会病院(沖縄県)臨床工学部の赤嶺史郎技士長の両副部会長が、それぞれ東日本・西日本ブロックの活動について報告。研修会などの開催やリクルート活動、応援状況、課題などを示した。
この後、一般社団法人徳洲会の落合亮一顧問が「臨床工学技士のこれから」をテーマに特別講演。医師の働き方改革についての議論や関連する診療報酬改定項目を振り返ったうえで、医療スタッフの業務拡大に関しては認定制度や教育環境を整備する必要があると指摘した。
さらにタスクシフトをテーマに湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)臨床工学科の及川陽平技士長が手術ワーキンググループ(WG)の報告として、同認定制度や手術領域のタスクシフトについて発表した。
初日の最後は医療安全向上に資する事例発表を実施。2日目には各WGの報告、施設間ディスカッションを行い、赤嶺技士長の閉会挨拶で終了した。