徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)11月02日 月曜日 徳洲新聞 NO.1567 2面

神奈川県のグループ7病院
搬送時安全管理を徹底
医療搬送安全対策講習会開く

神奈川県内の徳洲会グループ7病院は9月6日、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)で「医療搬送安全対策講習会」を開催した。同講習会は葉山ハートセンター、湘南鎌倉病院、日本救急救命士会「医療搬送安全対策ワーキンググループ」の3者合同企画で、7病院から救急救命士や事務職員ら計34人が参加。座学やグループワーク、実車を使った訓練で研鑽した。

実車を使いストレッチャーの操作方法を学ぶ 神奈川県グループ7病院から34人が参加し研鑽

冒頭、喜熨斗智也・日本救急救命士会会長は、救急搬送件数の増加にともない医療機関の救急車活用が期待される一方、事故防止や安全管理教育が重要になっていると指摘。「本講習を通じ、安全な搬送体制の構築を目指しましょう」と呼びかけた。

講習では、緊急走行時の道路交通法や科学的根拠を学ぶ講義をはじめ、呼称運転やマイク周知などの要点、事故発生時の対応手順などを整理。グループワークでは、ヒヤリハットに関する8事例をもとに、事故原因や予防策をグループごとに議論した後、その内容を共有した。午後の実技では、実車を用いた誘導訓練や急制動、遠心力を体感する同乗体験などを行い、搬送業務にともなう危険性と安全管理の重要性を再認識した。

参加者からは「救急車の後部に実際に乗ることで、走行中の大きな揺れやストレッチャー操作の感覚を体感できた」、「救急車が動かなければ救命活動そのものが成立しないため、オイル量やバッテリーなどの日常点検を怠らないようにしたい」など感想が聞かれた。

企画に携わった湘南鎌倉病院の作田翔平DX推進室兼救急調整室係長は「今回は救急救命士だけでなく事務職員も参加し、職種を超えて安全対策を学べました。地域医療の支えになるべく、多職種連携を重ね、盤石な搬送体制の構築に取り組んでいきたいです」と強調。

葉山ハートセンターの竹内太郎・連携室課長補佐は「今回の学びを生かし、自信をもって安全に搬送業務を遂行したいです」。

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