徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)10月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1565 2面

徳洲会栄養部会
「栄養情報提供」を促進
臨床WG拡大研修会開く

徳洲会グループ栄養部会の臨床ワーキンググループ(WG)は、オンラインで拡大研修会を開催した。128人の管理栄養士が出席し、栄養情報提供の取り組みについて情報共有や意見交換を行った。

オンラインで全国の管理栄養士が情報を共有。介護施設在籍者も

栄養情報提供は、入院中の栄養状態や食形態、摂取状況といった情報を文書で転院先の病院や退院先の介護施設などに送付すること。切れ目のない栄養管理や摂食・嚥下サポートを行うものとして、国も診療報酬上で評価している。

会の前半では、栄養情報提供の好例として3病院が自院の取り組みを報告。山川病院(鹿児島県)は地域で共通の栄養情報提供書を作成したり、事務作業を効率化したりして情報提供書の作成が増えた状況を説明した。札幌真駒内病院は、各種情報の入手方法や情報提供書作成時間の目安などを提示。「手間と時間はかかるものの、得るものは大きいです」と、意義の大きさを強調した。

最後は武蔵野徳洲会病院(東京都)が、栄養情報提供をテーマとする演題を発表した第29回日本病態栄養学会年次学術集会(1月30日 ~2月1日、京都)について報告。提供書のフォーマット見直しなど作成方法の簡略化を図ったり、他職種や近隣施設と連携しやすくしたりするなど工夫を示し、再構築したことで栄養情報書の作成件数が倍増したことを紹介した。

後半はグループディスカッションを実施。栄養情報提供書の作成で困っていることや、情報共有を円滑にするためのアイデアなどを話し合った。会のなかでは、あらためて部会としても積極的に取り組む方針であることを伝えるとともに、作成しやすいシステムに改善していることを共有した。

臨床WGリーダーを務める宇治徳洲会病院(京都府)の赤尾志・栄養管理室長は「正しい栄養情報を提供することは、とても重要。栄養部会嚥下調整食一覧表の作成や記載内容の標準化など負担軽減も図っているので、少しでも多くの施設に取り組んでほしいと思います」と期待を寄せた。

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