
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)02月02日 月曜日 徳洲新聞 NO.1528 2面

厚生労働省所管の薬事審議会医薬品等安全対策部会は1月23日、指定濫用防止医薬品8種を決定した。かぜ薬など一般医薬品(市販薬)を用途以外の目的で、一度に大量に服用するオーバードーズが若者を中心に流行していることから、濫用防止を目的に設定。従来「濫用等の恐れのある医薬品」としてきた「エフェドリン(喘息、かぜ薬)」、「コデイン(鎮痛薬、せき止め、下痢止め)」、「ジヒドロコデイン(鎮痛薬、せき止め、下痢止め)」、「ブロモバレリル尿素(催眠、鎮静薬)」、「プソイドエフェドリン(鼻づまり薬)」、「メチルエフェドリン(せき止め、気管支拡張薬)」に加え、新たに「デキストロメトルファン(せき止め)」と「ジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン薬)」を追加した。
これまでも薬局では濫用等の恐れのある医薬品の購入にあたっては、氏名や年齢の確認、他店での販売状況の確認など行ってきたが、今後は使用者の状況の確認、万が一濫用した場合の健康被害や依存性などデメリットの情報提供も行う。
濫用等の恐れのある医薬品購入者の24.5%が10代、37.4%が20代で、若年層が圧倒的に多い。日本未承認の「エトミデート(鎮静薬、麻酔導入剤)」を含むいわゆる「ゾンビたばこ」をスポーツ選手が吸引した疑いがニュースにもなっており、健康だけでなく人生に大きな影を落とすこともある。厚労省は薬局等に若者の濫用を防ぐゲートキーパーになってほしい考えだ。