
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)01月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1527 2面

鳥インフルエンザウイルスによるニワトリの殺処分数が高水準で推移している。2024年度は過去最高を記録した22年度に次いで多く、25年度はそれと同水準。
鳥インフルエンザウイルスは主に鳥類の間で感染するインフルエンザで、H5N1やH7N9など複数の型がある。ひとたび一地域で感染が見られると、渡り鳥を介し世界中にまたたく間に感染が広がるリスクがあるのが特徴。鳥類だけでなく、野生のキツネやクマ、アザラシ、イルカなど陸生、水生の哺乳動物に多数の感染例が見られ、飼育されているウシやイヌ、ネコなどペットへの感染もある。ヒトへの感染例は少ないが、ウイルスに濃厚接触した場合、まれにヒトへも感染する。また、ごく少数ながらヒト-ヒト感染の報告例もある。
人間が鳥インフルエンザに罹患すると発熱や急性呼吸器症状を呈し、悪化すると重症の肺炎となり、生命にかかわるケースもある。確立した治療法はないが、厚生労働省は「タミフルなどを用いた治療を検討」と示している。
ウイルスが、いつヒトに感染しやすい型に変異してもおかしくなく、鳥インフルエンザ・パンデミック(大流行)に備えた対策が必要だ。鳥インフルエンザの発生件数は1~2月がピークで、万が一、死んだ野鳥など見つけた場合は近づかず、不自然に複数の死骸を見つけたら速やかに自治体などに連絡を。