
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)05月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1492 2面

伝染性紅斑(リンゴ病)の定点当たり報告数が過去最高水準となっている。第18週(4月28日~5月4日)は1.16人と、過去10年で最多となった前週(1.3人)よりは、やや減少したものの、依然、高水準で推移、厚生労働省が注意を呼びかけている。とくに栃木県(4.48人)、群馬県(3.72人)、山形県(3.71人)、北海道(3.1人)と、北関東以北が高い傾向にあり、警報を発している自治体もある。
伝染性紅斑は5~9歳の小児を中心に広がる感染症で、頰にリンゴのように赤い発疹が出ることから、リンゴ病と言われる。頰に発疹が出る前から微熱や倦怠感などかぜ症状が現れ、頰に発疹が出た後、手足や体幹部に発疹が広がっていく。ほとんどの場合は自然回復するが、妊娠中の女性(とくに妊娠20週未満)が、子どもを介するなどして感染すると、胎児にも感染し、流産リスクが高まるため、日本産科婦人科学会が注意喚起している。妊娠中の女性がいる家庭では、徹底した感染対策が必要だ。
伝染性紅斑に特化した治療法はなく、対症療法のみ。また、ワクチンもないため、予防法は、こまめな手洗いやマスクの着用、流行時には、できる限り人混みを避けるなど基本的な感染対策が中心となる。